初Vの鍵山「完璧な選手に」 フィギュアNHK杯一夜明け
28日に閉幕したフィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ最終戦、NHK杯の出場者らによるエキシビションが29日、大阪府門真市の東和薬品ラクタブドームで行われ、GP初優勝を果たした男子の鍵山優真(神奈川・星槎国際高横浜)と女子の坂本花織(シスメックス)、アイスダンスのデビュー戦だった高橋大輔と村元哉中(ともに関大KFSC)のコンビらが華麗に舞った。

場内インタビューで鍵山はオールラウンダーになることを目標に掲げ「ジャンプだけじゃなくて、スピンもステップも表現面も全てが完璧な選手になりたい」と意気込みを口にした。坂本はほぼ完璧に演じたフリーの映像を見て「いつもの練習通りやっているなと思った。だいぶ落ち着いてできるようになった」と手応えをにじませた。
34歳の高橋はパートナーの村元を持ち上げるリフトや繊細な滑りで観客を魅了した。目標として「目指せキングカズ」とサッカーの元日本代表FWで現役を続ける53歳の三浦知良(横浜FC)の名前を挙げ「年齢制限は決めていない。できる限りやる」と話した。〔共同〕