柔道マスターズVの原沢「五輪で勝つ練習を」決意
東京五輪代表選考会の一つ、柔道のマスターズ大会に出場した日本代表が15日、中国の青島から成田空港に帰国し、男子100キロ超級で優勝した原沢久喜(百五銀行)は「レベルの高いトーナメントだった。今年の最後にいい形で締めくくれた」と手応えを語った。

世界選手権2位だった原沢は左脚肉離れで11月のグランドスラム大阪大会を欠場。復帰戦を制し、2大会連続の五輪代表へ大きく前進した。「五輪でどう勝つかを頭に置いて練習する」と決意を新たにした。
男子60キロ級制覇で代表争いに踏みとどまった永山竜樹(了徳寺大職)は「納得できる柔道をもっとしたい」。女子63キロ級決勝で世界選手権3連覇のクラリス・アグベニェヌ(フランス)を破った鍋倉那美(三井住友海上)は「(五輪へ)道がつながった。つかみ取れるように頑張る」とさらなる追い上げを期した。
男子100キロ級決勝で敗れ、右膝を負傷したウルフ・アロン(了徳寺大職)は16日に精密検査を受けることが決まった。〔共同〕