女子100障害で寺田が日本新 12秒97、世界陸上の参加標準突破
陸上の記録会「富士北麓ワールドトライアル2019」が1日、山梨県の富士北麓公園陸上競技場で行われ、女子100メートル障害で29歳の寺田明日香(パソナグループ)が追い風1.2メートルの条件下、12秒97の日本新記録を樹立した。19年ぶりの記録更新で初の12秒台突入。従来の記録は金沢イボンヌと自身が出した13秒00で、27日開幕の世界選手権(ドーハ)の参加標準記録も突破した。

男子400メートルは日本選手権覇者のウォルシュ・ジュリアン(富士通)が45秒21で走り、世界選手権の参加標準記録を破り代表に決まった。
男子の110メートル障害は高山峻野(ゼンリン)が13秒29の好タイムをマーク。100メートルは多田修平(住友電工)が10秒15、2本走ったケンブリッジ飛鳥(ナイキ)は10秒22と10秒36だった。
この記録会は世界選手権の参加標準記録突破者を増やすため、日本陸連の強化委員会が推薦した選手を空気抵抗が小さい標高約千メートルの会場に集めて実施された。〔共同〕