大坂なおみ「今すぐ眠りたい」 全豪テニスVから一夜明け
【メルボルン=共同】テニスの全豪オープン女子シングルスで2年ぶり2度目の優勝を果たした大坂なおみ(23)=日清食品=が一夜明けた21日、メルボルン市内で記念撮影に臨んだ。夜遅くまで取材対応などがあり「2時間しか寝られなかったから、今すぐ眠りたい」と冗談交じりで語り、ウィム・フィセッテ・コーチらチームの仲間とも写真に納まった。

「オレンジと黄色と黒が好きなので」と選んだショート丈の鮮やかな装い。トロフィーに口づけして優勝を実感している様子だった。大会を振り返り「何をすべきかをより理解するようになった」そうで「最大の目標は年間を通じて安定したプレーをすること」とさらなる飛躍を誓った。
ハードコートの四大大会で4勝目となったが「他の種類のコートでも気持ちよくできるようになりたい」と赤土の全仏オープンや芝のウィンブルドン選手権にも意欲を見せた。東京五輪は「私にとって本当に大きな出来事で夢のよう」と言いながら「分析しすぎて自分にストレスをかけてしまった気がするので、あまり考えすぎないようにしている」と話した。
オーストラリア入国後、新型コロナウイルスの感染防止対策で2週間の隔離を義務付けられた。「1人で部屋に閉じこもって、自分の考えと向き合わなければならない。ここへ来て、自分の考えや意見に自信が持てるようになった」と成長の糧にできたようだ。