全柔連専務理事、新型コロナに感染 職員9人目
全日本柔道連盟(全柔連)は12日、中里壮也専務理事(62)が新型コロナウイルスに感染したと発表した。5日に発熱の症状が出て、8日にPCR検査を受診していた。全柔連では東京都文京区の講道館にある事務局で勤務する職員の感染が続出しており、これで9人目となった。
厚生労働省は「1カ所で5人以上のつながりのある感染者が出たケース」をクラスター(感染者集団)と定義している。中里専務理事は「大変ご迷惑をおかけしております。当面は治療に専念し、回復に努めて参りたいと存じます」とのコメントを出した。
全柔連は3月30日から事務局を原則的に閉鎖するなどの対策を講じたが、31日に事務局で会議を開催。中里専務理事は出席していた。4月11日までに職員38人のうち24人に発熱などの症状が出て、18人がPCR検査を受けた。1人は陰性が確認され、現在は8人が検査結果を待っている。〔共同〕