東京五輪の追加種目、来年8月に決定 IOC

【リオデジャネイロ=共同】国際オリンピック委員会(IOC)は2月28日、リオデジャネイロで理事会最終日の審議を行い、2020年東京五輪での開催都市提案による追加種目を来年8月のリオデジャネイロ五輪前に開くIOC総会で決定するとの日程や手順を承認した。
IOCは種目選定の評価基準をことし6月の理事会で定め、大会組織委員会からの提案期限は9月に設定した。記者会見したバッハ会長は、現在五輪で行われていない競技が対象となるとし「プログラム委員会や理事会で今後議論する」と述べた。追加種目には野球とソフトボールや空手、スカッシュなどが名乗りを上げている。
バッハ会長は、東京五輪組織委がバスケットボールと馬術、カヌー・スラロームの3会場を変更したことについては、約1千億円のコストを削減したことを高く評価。既存施設の活用を奨励する中長期改革「五輪アジェンダ2020」による効果の「最高の証しだ」と強調した。
残る10程度の会場変更は6月の理事会を期限とするが、同会長は組織委や東京都との協力関係に自信を示した。