スクエニHDの21年4~12月期、純利益2.2倍 通期予想を上方修正
スクウェア・エニックス・ホールディングスが4日発表した2021年4~12月期の連結決算で、純利益は前年同期比2.2倍の398億4400万円となった。2022年3月期通期の純利益予想は引き上げた。純利益は前期比29.9%増の350億円を見込む。アナリスト予想の平均であるQUICKコンセンサスは360億1800万円だった。
スクエニHDは『ドラゴンクエスト(ドラクエ)』、『ファイナルファンタジー(FF)』というRPG(ロールプレイングゲーム)の二枚看板IP(知的財産)を抱えるゲーム開発大手。デジタルエンタテインメント事業においては、MMOで、「ファイナルファンタジーXIV」の月額課金会員数が大幅に増加したことに加え、拡張パッケージの発売により、前年同期比で増収となった。HD ゲームにおいて、「OUTRIDERS」、「NieR Replicant ver.1.22474487139...」、「Marvel's Guardians of the Galaxy」等の発売があったものの、前年に「FINAL FANTASY VII REMAKE」、「Marvel's Avengers(アベンジャーズ)」等の発売があったことから、前年同期比で減収となった。
4~12月期の売上高は前年同期比7.9%増の2736億2700万円、営業利益は同22.2%増の501億3800万円、経常利益は同40.7%増の544億4100万円だった。通期予想に対する第三四半期の進捗率は営業利益で100.3%と過去5年の平均(75.3%)を上回る。
2022年3月期の営業利益は前期比5.9%増の500億円(従来予想は前期比15.3%減の400億円)、経常利益は同横ばいの500億円(従来予想は同20%減の400億円)と、それぞれ予想を引き上げた。売上高は同2.2%増の3400億円と、従来予想を据え置いた。アナリスト予想の平均であるQUICKコンセンサスは売上高が3498億8600万円、営業利益が540億5400万円、経常利益が551億7900万円。
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