日電産の21年4~12月期、純利益20.1%増 通期予想据え置き
日本電産が26日発表した2021年4~12月期の連結決算(国際会計基準)で、純利益は前年同期比20.1%増の1004億4300万円となった。2022年3月期通期の純利益予想は据え置いた。純利益は前期比21.3%増の1480億円を見込む。アナリスト予想の平均であるQUICKコンセンサスは1503億400万円だった。
日電産は精密小型から超大型までの幅広いラインナップを誇るモータを中心に、モータの応用製品・ソリューションへも展開。親会社の所有者に帰属する四半期利益は、継続事業からの四半期利益の大幅な増益により、前年同期から増加となった。営業利益は、家電・商業・産業用製品の増収を主因として、顧客における半導体等電子部品の影響や世界的な原材料高騰に対して、WPR4プロジェクトによる徹底した原価改善及び固定費適正化等を実行した結果、前年同期から増加となり、過去最高を更新した。
4~12月期の売上高にあたる売上収益は前年同期比18.8%増の1兆4072億1000万円、営業利益は同16.6%増の1346億3100万円、経常利益は同19.4%増の1305億5400万円だった。通期予想に対する第三四半期の進捗率は営業利益で70.9%と過去5年の平均(80.6%)を下回る。
2022年3月期の売上高にあたる売上収益は前期比11.2%増の1兆8000億円、営業利益は同18.7%増の1900億円、経常利益は同20.9%増の1850億円となる見通し。いずれも従来予想を据え置いた。アナリスト予想の平均であるQUICKコンセンサスは売上高にあたる売上収益が1兆8342億5700万円、営業利益が1932億2600万円、経常利益が1901億400万円。
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