SHIFTの21年9~11月期、純利益3.3倍 通期予想を上方修正
SHIFTが14日発表した2021年9~11月期の連結決算で、純利益は前年同期比3.3倍の13億8000万円となった。2022年8月期通期の純利益予想は引き上げた。純利益は前期比49%増の42億円を見込む。アナリスト予想の平均であるQUICKコンセンサスは38億9200万円だった。
SHIFTはソフトウエアが正しく動作するかを確認するソフトウエアテストを顧客企業から受託。エンタープライズ市場においては、従前より注力業界として定めていた金融・流通業界に加えて、製造業・通信業などの顧客に対して長期的な関係構築を視野に入れたプロジェクトへの参画が進み、売上高が徐々に増加してきた。サービスラインナップの拡充に加えて、競合との差別化を図ることによる業界内認知度の向上や、既存顧客からの売上高が増加したことにより、収益基盤の拡大を進めた結果、エンターテインメント市場の売上高は10億4269万9000円、営業利益は3億2191万5000円となった。
9~11月期の売上高は前年同期比51.5%増の142億7000万円、営業利益は同3.6倍の19億5300万円、経常利益は同2.9倍の21億6800万円だった。通期予想に対する第一四半期の進捗率は営業利益で31%と過去5年の平均(17%)を上回る。
2022年8月期の営業利益は前期比57.7%増の63億円(従来予想は前期比42.7%増の57億円)、経常利益は同37.2%増の65億円(従来予想は同20.4%増の57億円)、売上高は同38%増の635億円(従来予想は同36.9%増の630億円)と、それぞれ予想を引き上げた。アナリスト予想の平均であるQUICKコンセンサスはいずれも会社予想を下回る。売上高が631億8400万円、営業利益が58億3300万円、経常利益が60億100万円。
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