ファナックの21年4~12月期、純利益2.1倍 通期予想を上方修正
ファナックが26日発表した2021年4~12月期の連結決算で、純利益は前年同期比2.1倍の1187億7200万円となった。2022年3月期通期の純利益予想は引き上げた。純利益は前期比69.4%増の1593億円を見込む。アナリスト予想の平均であるQUICKコンセンサスは1577億8100万円だった。
ファナックは工作機械などに搭載されるCNC(コンピューター数値制御)装置で世界トップシェア。ロボット部門においては、米国でも一般産業向けおよびEV関連の需要を取り込んだ自動車産業向けが堅調であった他、欧州でも一般産業向けが好調に推移し、売上が増加した。
4~12月期の売上高は前年同期比44%増の5402億5000万円、営業利益は同2.1倍の1399億4600万円、経常利益は同2.1倍の1615億3400万円だった。通期予想に対する第三四半期の進捗率は営業利益で75%と過去5年の平均(72.9%)を上回る。
2022年3月期の営業利益は前期比65.8%増の1865億円(従来予想は前期比57.8%増の1775億円)、経常利益は同66.8%増の2147億円(従来予想は同58%増の2034億円)、売上高は同31.7%増の7262億円(従来予想は同28.6%増の7089億円)と、それぞれ予想を引き上げた。アナリスト予想の平均であるQUICKコンセンサスは売上高が7200億1300万円、営業利益が1903億1700万円、経常利益が2145億8200万円。
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