宝HLDの21年4~6月期、純利益4.6倍 通期予想を上方修正
宝ホールディングスが3日発表した2021年4~6月期の連結決算で、純利益は前年同期比4.6倍の53億4900万円となった。2022年3月期通期の純利益予想は引き上げた。純利益は前期比26.7%増の134億円を見込む。
宝HLDは焼酎や清酒、みりんの製造販売を手掛ける宝酒造を傘下に置く持株会社。タカラバイオグループの好調に牽引され、営業利益は増加、経常利益は増加となり、収益認識に関する会計基準等の影響を吸収し増収、増益となった。宝酒造において、売上高は、収益認識に関する会計基準等の適用による影響を除くと、甲類焼酎が好調で焼酎は増加したが、原料用アルコール等や製品自主回収の影響のあったソフトアルコール飲料が減少した。
4~6月期の売上高は前年同期比5.2%増の688億600万円、営業利益は同6.4倍の123億3900万円、経常利益は同5.8倍の127億4200万円だった。通期予想に対する第一四半期の進捗率は営業利益で43.1%と過去5年の平均(15.8%)を上回る。
2022年3月期の営業利益は前期比32.4%増の286億円(従来予想は前期比4.7%増の226億円)、経常利益は同32.2%増の290億円(従来予想は同4.9%増の230億円)、売上高は同1.2%減の2750億円(従来予想は同5.2%減の2640億円)と、それぞれ予想を引き上げた。
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