巴川紙、通期の純利益予想を上方修正 5億円から10億円に
巴川製紙所は21日、2022年3月期の最終損益が10億円の黒字(前期は11億5200万円の赤字)になる見通しだと発表した。従来予想の5億円の黒字から上方修正した。営業損益は12億円の黒字(前期は1500万円の赤字、従来予想は6億円の黒字)、経常利益は前期比8.3倍の12億円(従来予想は前期比4.1倍の6億円)、売上高は同7.3%増の330億円(従来予想は同4%増の320億円)と、それぞれ予想を引き上げた。
巴川紙はトナーや電子材料などの高機能性材料の製造販売を主力に機能紙などを展開する。業績修正の理由について、同社の説明は以下の通り。
連結業績予想は、第1四半期は前連結会計年度の第4四半期(1月~3月)の好調が継続したところへ、第2四半期を中心に当初計画外であった当年度モデルのスマホ向け光学フィルム関連の受注を獲得したことや、為替相場も第2四半期中は当初計画より円安に推移すると予想すること等から、大幅な増益が見込まれ、前回公表予想を上回る見通しとなった。業績予想の前提となる期中平均為替レートは、1米ドル110円(前回予想より5円の円安)としている。通期連結業績予想については、第3四半期以降の為替相場が不透明なことや、原材料等の調達コストが上昇基調であることなどを踏まえて、修正している。
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