ファナックの21年4~6月期、純利益4.4倍 通期予想を上方修正
ファナックが29日発表した2021年4~6月期の連結決算で、純利益は前年同期比4.4倍の402億9500万円となった。2022年3月期通期の純利益予想は引き上げた。純利益は前期比65.9%増の1560億円を見込む。アナリスト予想の平均であるQUICKコンセンサスは1552億700万円だった。
ファナックは工作機械などに搭載されるCNC(コンピューター数値制御)装置で世界トップシェア。FA部門においては、国内、韓国、台湾では、中国市場向けに加え欧米向け輸出も増加し、堅調に推移した。ロボット部門においては、欧州でも一般産業向けが好調に推移し、売上が増加した。
4~6月期の売上高は前年同期比69.6%増の1852億9300万円、営業利益は同4.7倍の520億7000万円、経常利益は同4.4倍の579億6000万円だった。通期予想に対する第一四半期の進捗率は営業利益で26.8%と過去5年の平均(25%)を上回る。
2022年3月期の営業利益は前期比72.8%増の1944億円(従来予想は前期比31.9%増の1484億円)、経常利益は同68.1%増の2164億円(従来予想は同27.8%増の1645億円)、売上高は同32%増の7276億円(従来予想は同19.2%増の6571億円)と、それぞれ予想を引き上げた。アナリスト予想の平均であるQUICKコンセンサスは売上高が7061億8200万円、営業利益が1948億200万円、経常利益が2120億7400万円。
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