コニカミノルの21年4~9月期、最終損益が43億1600万円の赤字 通期予想を下方修正
コニカミノルタが2日発表した2021年4~9月期の連結決算(国際会計基準)で、最終損益は43億1600万円の赤字となった。前年同期は222億4900万円の赤字だった。2022年3月期通期の純利益予想は引き下げた。最終損益は15億円の黒字(前期は152億1100万円の赤字)を見込む。アナリスト予想の平均であるQUICKコンセンサスは200億400万円だった。
コニカミノルは複写機などの情報機器をグローバルに展開。世界的な半導体等部材調達の遅延による生産への影響から、受注は堅調であったオフィスユニットの売上が伸び悩み、米国での新型コロナウイルス感染症再拡大により、プレシジョンメディシンユニットの売上も伸び悩んだ。デジタルワークプレイス、プロフェッショナルプリント、ヘルスケア、インダストリーの全事業で増収となり、連結売上高は増加となった。
4~9月期の売上高にあたる売上収益は前年同期比15.7%増の4451億400万円、営業損益が15億6300万円の赤字(前年同期は278億7600万円の赤字)、経常損益が27億4200万円の赤字(前年同期は308億9900万円の赤字)だった。通期予想に対する第二四半期の進捗率は売上高にあたる売上収益で50%と過去5年の平均(47.7%)を上回る。
2022年3月期の営業損益は120億円の黒字(前期は162億6600万円の赤字、従来予想は360億円の黒字)、売上高にあたる売上収益は前期比3.1%増の8900億円(従来予想は前期比8.9%増の9400億円)と、それぞれ予想を引き下げた。アナリスト予想の平均であるQUICKコンセンサスは売上高にあたる売上収益が9607億1400万円、営業利益が352億1900万円、経常利益が310億5500万円。
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