ニトリHDの21年3~8月期、純利益8.3%増 通期予想据え置き
ニトリホールディングスが30日発表した2021年3~8月期の連結決算で、純利益は前年同期比8.3%増の538億9100万円となった。2022年2月期通期の純利益予想は据え置いた。純利益は前期比7%増の986億円を見込む。アナリスト予想の平均であるQUICKコンセンサスは988億8600万円だった。
ニトリHDは家具・インテリア専門店を全国にチェーン展開する。ニトリ事業において、EC事業については、前年に売上高が大きく伸張していたものの、ニトリネット掲載商品にわかりやすい説明動画を添えるなど、商品の魅力をお伝えする取り組みが奏功し、国内EC事業売上高は、362億円と前年をさらに上回った。販売実績としては、既存店発生売上高が厳しい結果となったものの、前年から継続する巣ごもり需要などの影響もありオフィス家具が順調に推移し、体圧分散性に優れたリクライニングワークチェア「フォリスト」が好調に推移した。
3~8月期の売上高は前年同期比14.4%増の4145億6300万円、営業利益は同3.8%減の775億1500万円、経常利益は同2.5%減の790億7800万円だった。通期予想に対する第二四半期の進捗率は営業利益で53.9%と過去5年の平均(54.9%)を下回る。
2022年2月期の売上高は前期比21.9%増の8736億円、営業利益は同4.5%増の1439億円、経常利益は同5.8%増の1464億円となる見通し。いずれも従来予想を据え置いた。アナリスト予想の平均であるQUICKコンセンサスは売上高が8675億1900万円、営業利益が1449億5800万円、経常利益が1466億900万円。
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