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東邦大、ケルセチンが糖尿病で生じる心筋弛緩機能障害を改善することを解明

発表日:2021年12月02日

ケルセチンは筋小胞体カルシウムポンプ活性化により心筋弛緩を促進し、糖尿病で生じる心筋弛緩機能障害を改善する

東邦大学薬学部薬物学教室の田中光教授、濱口正悟講師らの研究グループは、ケルセチンが筋小胞体カルシウムポンプ(注1)の活性化により心筋弛緩(注2)を促進し、糖尿病で生じる心筋弛緩機能障害(注3)に対して改善作用を示すことを明らかにしました。この研究成果は、雑誌「Biological and Pharmaceutical Bulletin」にてFeatured Articleとして推薦され、2021年12月1日に掲載されました。

◆ 発表者名

濱口 正悟(東邦大学薬学部薬物学教室 講師)

行方 衣由紀(東邦大学薬学部薬物学教室 准教授)

田中 光(東邦大学薬学部薬物学教室 教授)

◆ 発表のポイント

 ● 本研究では、果物や野菜に含まれる成分ケルセチンの心筋弛緩機能障害に対する改善作用を、糖尿病マウスを用いて明らかにしました。

 ● ケルセチンには、心筋弛緩において重要な役割を果たす筋小胞体カルシウムポンプに作用することによって、心筋弛緩機能を促進する働きがあると考えられました。

 ● 今後、ケルセチンや関連化合物の薬理学的特性や臨床応用の可能性をさらに検討することで、新たな治療薬の開発につながることが期待されます。

◆ 発表概要

心筋弛緩機能障害は高血圧や冠動脈疾患、糖尿病などに伴う心不全の原因となる主要な心臓疾患です。しかし、心筋弛緩機能障害をターゲットとした治療薬はいまだ存在しません。ケルセチンは果物や野菜に含まれるフラボノイドで、抗酸化作用や抗ウイルス作用、抗癌作用などが報告されています。しかし、心筋の弛緩機能に対するケルセチンの効果に関しては十分な検討が行われていませんでした。東邦大学薬学部薬物学教室の田中光教授、濱口正悟講師らの研究グループは、糖尿病マウスから摘出した心筋組織において、ケルセチンが心筋弛緩を促進すること、これが筋小胞体カルシウムポンプの活性化によるものであることを明らかにしました。この知見は、ケルセチンを含めた天然物由来の新しい治療薬の開発につながることが期待されます。

※以下は添付リリースを参照

リリース本文中の「関連資料」は、こちらのURLからご覧ください。

添付リリース

https://release.nikkei.co.jp/attach/622911/01_202112021218.pdf

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