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横浜市大、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の血清予後予測マーカータンパク質を発見

発表日:2021年10月19日

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の血清予後予測マーカータンパク質を発見

横浜市立大学先端医科学研究センター プロテオーム解析センター 木村弥生 准教授、梁明秀 センター長(大学院医学研究科 微生物学 教授)、同大学院医学研究科 救急医学 竹内一郎 教授、臨床統計学 山本紘司 准教授、免疫学 田村智彦 教授、呼吸器病学 金子 猛 教授らの研究グループは、質量分析計を利用したプロテオーム解析技術を用いて、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の重症患者の予後と密接に関連する血清タンパク質を明らかにしました。これらのタンパク質の測定は、予測される予後に基づいた適切な治療の提供に役立つことが期待されます。この研究成果は、「Scientific Reports」に掲載されます。(日本時間10月19日18時掲載)。

<研究成果のポイント>

●プロテオーム解析技術を用いて、COVID-19の重症患者のうち、予後不良の患者と予後良好の患者の入院時血清中で27種類のタンパク質量が異なることを明らかにした。

●COVID-19の重症患者の予後を高感度に予測する血清バイオマーカーとして、CHI3L1およびIGFALSが有用であることを明らかにした。

<研究背景>

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、2019年に中国武漢で出現して以来、世界的な猛威を奮っています。COVID-19患者の多くは、軽度の呼吸器症状に留まり、治療の有無にかかわらず回復しますが、約20%の患者さんは呼吸不全を起こして酸素吸入が必要となります。これらの患者さんの一部は重篤な呼吸不全となるため、人工呼吸管理を含む集中治療が行われます。さらに、通常の人工呼吸管理でも不十分な場合、体外式膜型人工肺(ECMO)の装着が必要となることがあります。したがって、COVID-19では疾患の進行を正確に予測し、限られた医療資源を最も必要とする患者さんに配分することが極めて重要になります。

※以下は添付リリースを参照

リリース本文中の「関連資料」は、こちらのURLからご覧ください。

添付リリース

https://release.nikkei.co.jp/attach/619872/01_202110251534.pdf

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