マイクロソフト、米 音声認識大手のNuanceを買収
発表日:2021年04月12日

マイクロソフト、Nuanceの買収により、ヘルスケア業界向けクラウド戦略を推進
買収により獲得したソリューションと専門知識が、ヘルスケアをはじめとする業界向けに新たなクラウドとAI機能を提供
*ロゴは添付の関連資料を参照
※本リリースは、米国時間 4月12日に公開された"Microsoft accelerates industry cloud strategy for healthcare with the acquisition of Nuance"( https://news.microsoft.com/2021/04/12/microsoft-accelerates-industry-cloud-strategy-for-healthcare-with-the-acquisition-of-nuance/)の抄訳を元にしています。
ワシントン州レドモンド、および、マサチューセッツ州バーリントン-2021年4月12日-本日、Microsoft Corp(Nasdaq:MSFT)とNuance Communications,Inc.(Nasdaq:NUAN)は、マイクロソフトがNuanceを一株当たり56.00ドルで買収する最終合意に達したことを発表しました。これは、4月9日(金)時点のNuanceの株価終値に対する23パーセントのプレミアムであり、現金取引ではNuanceの純負債を加味し197億ドルに相当します。Nuanceは、クラウドとAIソフトウェアのリーダー企業であり、数10年にわたり、ヘルスケアとエンタープライズAIにおける実績を積んできました。NuanceのCEO、マーク ベンジャミン(Mark Benjamin)は現在のポジションに留まり、マイクロソフトのCloud&AI担当エグゼクティブバイスプレジデント、スコット ガスリー(Scott Guthrie)の直属となります。買収は本年中に完了する予定です。
マイクロソフトは、破壊的変化と新たな市場機会に対応できるよう、お客様とパートナーを支援する業界向けクラウドを提供する取り組みを加速してきました。このような取り組みの1つが、急速に変化するヘルスケア業界のニーズに総合的に対応することを目指し、2020年に発表されたMicrosoft Cloud for Healthcare( https://cloudblogs.microsoft.com/industry-blog/health/2021/02/24/building-resilient-models-of-care-with-new-microsoft-cloud-for-healthcare-features/)です。本日の買収に関する発表は、マイクロソフトの業界向けクラウド戦略の最新のステップに相当します。
Nuanceは、対話型AIとクラウドをベースとした、ヘルスケアプロバイダー向け医療インテリジェンスのパイオニアであり、大手プロバイダーでもあります。Nuanceの製品には、Dragon Ambient eXperience、Dragon Medical One、そして、PowerScribe Oneなどがあります。これらは、すべて、Microsoft Azure上で構築された医療関連の音声認識サービスを提供するSaaSです。Nuanceのソリューションは、EHR(電子カルテ)などのヘルスケアのコアシステムとシームレスに連携し、医療関連文書管理の負担を軽減し、患者体験を向上できるようヘルスケアプロバイダーを支援します。現在、Nuanceのソリューションは、米国の医師の55パーセント以上、放射線技師の75パーセント以上に使用され、米国内の病院の77パーセントで使用されています。NuanceのHealthcare Cloud関連収益は、(2020年9月に終わった)同社の会計年度において前年比37パーセント増加しました。
*以下は添付リリースを参照
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