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富士フイルム、AI技術を活用して頭部CT画像の読影を支援する「脳解析」ソフトウェアを開発

2021/4/8 11:47
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発表日:2021年04月08日

AI技術(※1)を活用して頭部CT画像の読影を支援

3D画像解析システム「SYNAPSE VINCENT(※2)」向けアプリケーション

「脳解析」ソフトウェア

富士フイルム株式会社(社長:助野 健児)は、AI技術(※1)を活用して頭部CT画像から、周辺組織と比較して高信号および低信号領域(※3)を強調表示する画像診断支援機能を搭載した「脳解析」ソフトウェアを、開発しました。一般的に高信号及び低信号領域は脳卒中診断の際に脳の出血状態や虚血領域の評価に活用されてます。本ソフトウェアを、当社の3D画像解析システム「SYNAPSE VINCENT(シナプス ヴィンセント)」のアプリケーションとして富士フイルムメディカル株式会社(社長:川原 芳博)を通じて2021年5月に発売します。なお、4月16日~18日にパシフィコ横浜(神奈川県横浜市)で開催される「2021国際医用画像総合展(ITEM2021)」に本ソフトウェアを出展します。

脳卒中(脳梗塞・脳出血などの脳血管疾患)は、国内で年間約30万人が新たに発症していると言われる疾患で(※4)、がん、心疾患、老衰に次いで死因の第4位とされ、年間約10万人が脳卒中で命を落としています(※5)。脳卒中が疑われる場合には、まず頭部CT画像から出血の有無を確認し、出血がある場合は薬物治療や手術治療が行われます。出血がない場合は、脳梗塞(血栓等により脳内血管の血流が悪くなる状態)の有無を確認します。脳梗塞があると栄養や酸素が脳内の組織に行き渡らず、脳の神経細胞が壊れてしまうため、早期に治療を開始することが重要です。脳梗塞は、発症後4.5時間以内に血栓を溶解して詰まった脳動脈を再開通させる血管内治療(静注血栓溶解療法)が有効とされており、速やかな診断が求められます。しかし、夜間や救急の現場では、限られた人数の医師が出血箇所や梗塞領域の確認を行う必要があり、医師の負担を軽減して効率的な画像診断ワークフローを実現するソリューションが求められています。

<今回発売する「脳解析」ソフトウェアの特徴>

(1)高信号領域・低信号領域の強調表示

頭部CT画像の高信号および低信号領域に色をつけて強調し表示します。これらは脳内の出血領域や虚血範囲の評価に用いられ、頭部CT画像診断の支援に繋がることが期待されます。

*参考画像(1)・(2)は添付の関連資料を参照

(2)梗塞領域を定量化するASPECTS(※6)の算出

脳梗塞における血管内治療(静注血栓溶解法)の適用可否の判断には、虚血領域の広がりを定量化するスコア法である「ASPECTS」が用いられます。ASPECTSは、10区域に分けた中大脳動脈領域の各区域の虚血の有無や広がりを評価し、減点方式でスコア化する方法です。通常、医師が頭の中で中大脳動脈領域を区分けして虚血領域の広がりを診ますが、本機能は、中大脳動脈領域を自動で10区域に分割し色分けして表示するとともに、低信号領域の強調表示結果をスコアリングすることで、医師のASPECTS算出を支援します。(※7)

*参考画像(3)・(4)は添付の関連資料を参照

脳梗塞の場合、CT検査に加えてMRIでより詳細な検査を行い、治療方針を決定することがあります。「SYNAPSE VINCENT」は、脳組織や血液中に含まれる水分子の拡散度合いを解析し、脳梗塞が疑われる領域の評価を行う「ADCマップ」ソフトウェアや、CTやMRI画像から血流の状態を解析して血流量や血液量を算出する「パフュージョン」ソフトウェアを提供しており、今回発売する「脳解析」ソフトウェアと組み合わせてお使いいただくことで、脳卒中の画像診断ワークフローに活用できる機能を一貫して操作することができ、効率的な診断ワークフローを実現します。

なお、本機能は今後、画像診断ワークフローを支援する当社のAIプラットフォームのアプリケーションとしても展開していく予定です。

*以下は添付リリースを参照

リリース本文中の「関連資料」は、こちらのURLからご覧ください。

参考画像(1)

https://release.nikkei.co.jp/attach/608212/01_202104081141.JPG

参考画像(2)

https://release.nikkei.co.jp/attach/608212/02_202104081141.JPG

参考画像(3)

https://release.nikkei.co.jp/attach/608212/03_202104081141.JPG

参考画像(4)

https://release.nikkei.co.jp/attach/608212/04_202104081141.JPG

添付リリース

https://release.nikkei.co.jp/attach/608212/05_202104081141.pdf

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