NECとPSCP、MRCと連携し業務用無線システム事業に参画
発表日:2021年04月01日

LTE技術を用いた新たな業務用無線サービス「MCAアドバンス」提供開始

~MRCから無線サービスを提供し、NECグループから中継局や携帯型無線機、アプリケーションを提供~

一般財団法人移動無線センター(注1、以下MRC)は、LTE技術を用いた新たな業務用無線サービス「MCAアドバンス」を本日4月1日から開始します。本無線サービス開始に伴い、日本電気株式会社(注2、以下NEC)とPSCP株式会社(注3、以下PSCP)は、MRCと連携し新たな業務用無線システム事業に参画します。
昨今、自然災害の増加や被害の甚大化、通信環境に対するニーズの多様化により、自治体やインフラ事業者を中心とした様々な業種で、輻輳・途絶しにくい通信手段の確保や各種データ活用による業務の高度化・効率化が求められています。このような中でMRCとNECは、2017年に新たな無線サービス事業に向けた共同検討の協定を締結し、事業化に向けた準備を進めてきました。今回新たに提供する「MCAアドバンス」は、MRCが防災・公共分野やBCP(事業継続計画)・業務用分野などへの無線サービスの提供、NECが中継局など無線サービスの通信環境構築、PSCPが携帯型無線機・主要なアプリケーションの提供をそれぞれ担います。
「MCAアドバンス」は、関東、東海、近畿、九州北部地方をカバーする他、札幌、仙台、新潟、広島などの都市のエリアを対象に無線サービスを開始し、2022年3月までに全国に順次エリアを拡大します。900MHzの周波数帯を使い、従来からMRCが提供していたデジタルMCA無線の災害に強いという特長を引き継ぎながら、3GPP(注4)に準拠したLTE技術を採用することで、音声に加えてデータ通信も可能としています。MRCのデジタルMCA無線の運用実績・経験と、長年にわたり自治体やインフラ事業者の業務用無線システムの提供を行ってきたNECのノウハウを活かした強靭な無線サービスとなっています。
MRC・NEC・PSCPは、自治体やインフラ事業者のみならずより高いBCPレベルを求める民間企業への事業展開を進めることで今後7年間の累計で30万局の無線機展開とそれに伴うアプリケーションの提供を目指し、新たな業務用無線サービス事業を推進していきます。
図1:全国通信サービスイメージ
※添付の関連資料を参照
図2:端末ラインナップ
※添付の関連資料を参照
図3:アプリケーション利用イメージ
※添付の関連資料を参照
※以下は添付リリースを参照
リリース本文中の「関連資料」は、こちらのURLからご覧ください。
図1:全国通信サービスイメージ
https://release.nikkei.co.jp/attach/607802/01_202104011720.png
図2:端末ラインナップ
https://release.nikkei.co.jp/attach/607802/02_202104011720.png
図3:アプリケーション利用イメージ
https://release.nikkei.co.jp/attach/607802/03_202104011720.png
添付リリース
https://release.nikkei.co.jp/attach/607802/04_202104011720.pdf
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