TPCマーケティングリサーチ、食系企業の乳酸菌事業戦略について調査結果を発表
発表日:2021年03月19日

食系企業の乳酸菌事業戦略について調査結果を発表
この程、TPCマーケティングリサーチ株式会社(本社=大阪市西区、代表取締役社長=川原喜治)は、乳業メーカーおよび飲料メーカーの乳酸菌事業戦略について調査を実施、その結果を発表した。
※グラフ資料は添付の関連資料を参照
【調査結果】
・乳酸菌応用製品市場の2010年度から2019年度までの市場規模は、上記グラフの通り。
・2019年度における乳酸菌応用製品市場は、前年度比 0.2%増の7,452億円となった。消費者の乳酸菌に関する理解度が深耕したこともあり、安定的に増加傾向で推移してきたこともあって、ここ10年で54.0%増となっている。一方で2019度は、前年度比伸長率としてはここ10年で最も低い伸長率となっている。また、ここ3年の伸長率をみても以前に比べると落ち込んでおり、市場としては既に成熟しつつある。
・対象分野への参入企業は、ヨーグルトを主力商品としている乳業メーカーをはじめとして、飲料メーカー、食品メーカー、清酒メーカー、健康食品メーカーなど幅広い。近年、これらのメーカーが保有する菌株の機能研究が進み、様々な訴求に繋がる研究成果を公表している。そのうえで、機能性表示食品制度も踏まえて、様々な機能を持った商品を上市することで消費者ニーズを取り込みつつ他社との差別化を図る動きが加速している。具体的には、"肌の潤いを保つこと"を訴求する「タカナシ flora ドリンクヨーグルト」(タカナシ乳業)や、"ストレス緩和"と"睡眠の質向上"を謳う「Yakult 1000」(ヤクルト本社)、"目の健康"を謳う「iMUSE eye KW 乳酸菌」(キリンホールディングス)、"体脂肪低減"の「ラクフィット」(サントリーホールディングス)などがある。
※以下は添付リリースを参照
リリース本文中の「関連資料」は、こちらのURLからご覧ください。
グラフ資料
https://release.nikkei.co.jp/attach/606975/01_202103191519.png
添付リリース
https://release.nikkei.co.jp/attach/606975/02_202103191519.pdf