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富士キメラ総研、スマートグラス・ヘッドマウントディスプレイなどAR/VR市場の調査結果を発表

2020/8/21 17:50
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発表日:2020年8月21日

AR/VR市場を調査

表示機器の普及や性能向上によりコンテンツやソリューションが広がる

-2030年予測(2019年比)―

■AR/VR表示機器の世界市場 16兆1,711億円(44.8倍)

スマートグラス、ヘッドマウントディスプレイがけん引

■BtoB/BtoBtoC向けソリューションの国内市場 8,380億円(46.6倍)

労働力不足を補うための作業効率化を目的にAR/VRなどによる研修やトレーニングが一般的に

マーケティング&コンサルテーションの株式会社富士キメラ総研(東京都中央区日本橋小伝馬町 社長 田中 一志)は、VR元年といわれた2016年からの拡大は緩やかなものの、表示機器の性能向上や5G通信の登場などで活気付きつつあるAR/VR市場を調査した。その結果を「AR/VR関連市場の将来展望 2020」にまとめた。

この調査ではAR(Augmented Reality:拡張現実)/VR(Virtual Reality:仮想現実)の表示機器9品目、対応機器5品目、関連デバイス13品目、コンテンツ2品目、ソリューション10品目の市場の現状を把握し、将来を予測した。加えて、ヘッドマウントディスプレイやスマートグラスのメーカー計10社の事例分析も行った。

<注目市場>

●スマートグラスの世界市場【AR表示機器】

※グラフ資料は添付の関連資料を参照

肉眼で見える視界に映像を重ね合わせることで、AR表示を可能とするARスマートグラス、MR(Mixed Reality:複合現実。AR技術の一種)表示を可能とするMRスマートグラスを対象とする。ARスマートグラスは小型、低価格、長時間稼働などが特徴で、MRスマートグラスはセンシング精度に優れ3D描画表示を可能とする。どちらも接続型とスタンドアロン型が展開されている。

ARスマートグラスは物を運ぶなど両手が塞がる作業が多い建設現場や製造現場での作業支援などBtoB向けが中心である。各種現場の作業従事者数の多さから潜在需要は大きいとみられるほか、2020年から新型コロナウイルス感染症の影響で、遠隔で指示や支援をすることで現場の対応人数や移動人数を減らせる遠隔作業支援を目的とした採用が加速するとみられる。なお、スマートフォンと連携させ画面を表示する接続型の増加による市場拡大が期待されているが、長期的にはMRスマートグラスへの移行が想定される。

性能要求としては、BtoB向けでは、長時間稼働や装着性向上に加え、多様な労働環境下で使用されることから防塵/防滴を含めた耐久性向上、ハンズフリー、ケーブルレス、音声入力認識精度向上などが強い。一方、BtoCのゲーム用途、BtoBtoCのアミューズメントや観光/旅行用途では高解像度や広視野角に対するニーズも高い。

MRスマートグラス市場はBtoB向けが中心である。性能を重視した製品が多く、高価格でサイズが大きいことから、BtoC向けは少ない。軽量化と低コスト化を重視したスマートフォン接続型が2020年に投入されたが、センシングの精度がBtoB向け製品と比較して低いため、本格的な普及はAppleなどの大手メーカーの参入が進む2022年以降とみられる。また、スタンドアロン型はCPU処理とバッテリー性能のバランスが良い製品の登場が予想される2025年以降になるとみられる。

性能要求としては、最も強いのが装着性向上や軽量化である。作業ができる重量として200g以下が求められており、ARスマートグラスと比較して重すぎる点がネックとなっている。そのため、CPUをスマートフォンなどのモバイル端末が担う接続型の普及が先行するとみられる。また、センシング精度の向上は進んでいるものの、LIDARを中心としたセンシングでは晴れた屋外などで精度が落ちることもあり、メーカーの対応も進んでいくとみられる。

※以下は添付リリースを参照

リリース本文中の「関連資料」は、こちらのURLからご覧ください。

グラフ資料

https://release.nikkei.co.jp/attach_file/0539288_01.png

添付リリース

https://release.nikkei.co.jp/attach_file/0539288_02.pdf

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