日本通信、行動的生体AI認証技術のneoEYEDと提携
発表日:2020年6月25日
日本通信、世界で最も安全なデジタルIDの提供に向けて
行動的生体AI認証技術のneoEYEDと提携
日本通信株式会社(以下、「当社」という)は、スマホで安全な金融取引を実現するプラットフォーム、FPoS(Fintech Platform over SIM、エフポス)の最も重要な応用例として、安全・安心なデジタルIDの構築を進めています。具体的にはマイナンバーカード、スマホ、顔の3つの認証媒体を連携して使えるようにした次世代型デジタルIDです。マイナンバーカードとの認証連携と顔認証を同時に行うことで実現する厳格な本人確認に基づき、スマホ内のハードウェア(サブSIM等)に電子証明書を発行することで、この3つの認証媒体による認証が、リアルの世界とインターネットの世界のどちらでも実現できるデジタルIDとなります。
スマホ内のハードウェアに格納された秘密鍵や電子証明書等を使うためには、スマホでパスワードないしはPIN入力を必須とすることで、置き忘れ等の際に他人が使えないようにしていますが、さらにパスワードやPIN入力、あるいは他の入力等の際の使い方、すなわち入力姿勢や入力時指圧力等の入力行動をAI解析することで、本人以外の入力は受け付けない技術の導入を進めています。
今回提携したneoEYED社(ネオアイド社)は、スマホにおける入力行動に関するAI分析及び認証への応用に関するリーディング企業の一社です。当社はneoEYED社との提携により、FPoSを、最も安全な金融プラットフォームであると同時に、最も安全なデジタルID技術としてさらに強化を図ってまいります。
新型コロナウィルスにより、世界各国がデジタルIDが持つ本来の意義を改めて再認識しつつあります。当社は、日本はもとより、海外においてもデジタルIDとしてのFPoS構築を進めておりましたが、さらに加速した取り組みを求められております。今回のneoEYED社との提携は、当社のFPoS戦略の一つとして重要な意味を持っています。
■日本通信について
日本通信株式会社は、1996年の創業時から強い信念をもってMVNOという新たな産業を生み出してきた会社です。あらゆるものがデジタル化し通信でつながる今日において、日本通信の特許技術であるモバイル専用線は、その主要システム全てにおいて国際セキュリティ基準のPCIDSS認定を取得し、警察や銀行、クレジットカード業界などの厳しいセキュリティ要件が求められる分野で採用されています。さらに日本通信は、世界最高水準のセキュリティを確保しつつも、利便性を損なわずに本人認証と取引内容の改ざん防止を可能とし、スマートフォンで安全・安心な金融取引を実現するフィンテックの共通プラットフォーム化も進めています。日本通信は今後も、チャレンジャーであり続け、安全なモバイル環境が、国境を越えた社会インフラになることを目指してまいります。
■neoEYEDについて
neoEYED社は数々の技術アワードを受賞している米国本社のスタートアップ企業で、「行動生体学」と呼ばれる科学に基づき、クライアントである企業に対して、デジタル不正を防止し、同時に利用者及び利用者データを保護するために新たなセキュリティレイヤーを提供しています。neoEYED社の技術は、人間による機械の操作及び行動に関するデータを収集することで、利用者を認識できます。neoEYED社は、銀行及び企業クライアントに対して、行動生体AIと呼ぶべき先進的なAI技術を使うことで、不正利用の防止策を提供しています。私たちneoEYED社では、機械学習アルゴリズムから脱却し、次世代のAI技術により、セキュリティを手間いらずで受動的なものにしていきます。詳しくは弊社webサイトまで。 https://www.neoeyed.com/
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