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東京商工リサーチ、上場企業「新型コロナウイルス影響」調査結果を発表

2020/3/9 15:05
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発表日:2020年3月9日

[特別記事]

上場企業「新型コロナウイルス影響」調査

~上場企業への影響は合計461社 87社が業績へのマイナス影響~

全国各地で感染者が拡大する「新型コロナウイルス」の影響は企業にも広がり、「決算短信」や「業績予想の修正」などで、新型コロナウイルス関連で業績への影響や対応策などを情報開示する上場企業が相次いでいる。

3月6日14時までに情報開示した上場企業は436社に達した。また、自主的な開示はないが、東京商工リサーチの独自調査で工場や事業所、店舗の稼働休止など何らかの影響が判明した上場企業は25社あった。合計461社の上場企業が、新型コロナウイルスの対応を明らかにした。

このうち、新型コロナウイルスで売上、利益面にマイナスの影響を受けたのは87社を数えた。

判明した修正額合計は、前回予想に比べ売上高が4,584億円、最終利益は1,057億円のマイナスだった。

○87社が業績へのマイナス影響を開示 感染者の公表は21社

情報開示した436社のうち、決算短信や業績予想の修正などで新型コロナウイルスの影響に言及したのは290社にのぼった。このうち、87社(構成比30.0%)が、売上高や利益の減少など業績などへのマイナス要因、業績予想の修正要因として新型コロナウイルスの影響を挙げた。

業績予想の修正分のマイナスは合算すると売上高で4,584億円、最終利益で1,057億円にのぼった。修正額の最大は売上、利益ともに(株)エイチ・アイ・エス(TSR企業コード:292203993、売上高マイナス1,250億円、当期利益▲121億円)。貸会議室大手の(株)ティーケーピー(TSR企業コード:296456853)は、イベントキャンセルによる売上減が相次ぎ、2020年2月期の業績予想を下方修正した。次期以降もイベント自粛による会議室・宴会場の利用減少を見込み、各業績予想数値を下方修正した。

また、(株)高島屋(TSR企業コード:570108730)、J.フロントリテイリング(株)(TSR企業コード:297152963)、(株)三越伊勢丹ホールディングス(TSR企業コード:297339362)など、大手百貨店の2月度売上は、免税店売上の減少と消費マインドの減退がダブルパンチとなり、業績ダウンが鮮明となった。

このほか、203社(同70.0%)が「影響の懸念がある」、もしくは「影響を確定することは困難で業績予想に織り込んでいない」とした。終息が依然として見通せず、企業業績への影響を確定させるにはさらに時間がかかりそうだ。

また、「その他」が158社と、全体では2番目に多かった。「その他」のうち、従業員などに感染者が出たことを公表した企業が21社。感染防止のために在宅勤務などのテレワークや時差出勤の実施など、従業員の働き方の変更を公表した企業が35社あった。実際に感染者が発生した際の企業としての対応策や、BCP(事業継続計画)の整備も問われている。

一方、IT関連業者などを中心に、テレワーク支援のためにサービスツールなどの提供を案内するもの(24社)や、休校中の子供たちに向けた教育支援コンテンツの無償提供やサービス案内(10社)など、この機をビジネスチャンスと捉え、積極的にアピールする動きもみられた。

※グラフ資料は添付の関連資料を参照

※以下は添付リリースを参照

リリース本文中の「関連資料」は、こちらのURLからご覧ください。

グラフ資料

https://release.nikkei.co.jp/attach_file/0530515_01.JPG

添付リリース

https://release.nikkei.co.jp/attach_file/0530515_02.pdf

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