プレスリリース

協同乳業、水素ガス産生飲料摂取がドライアイ予防に有効であることを確認

2019/12/20 13:35
保存
共有
印刷
その他

発表日:2019年12月20日

パソコン作業が続くオフィスワーカーに朗報!

水素ガス産生飲料摂取がドライアイ予防に有効であることを確認

~腸内細菌叢由来の水素の新機能~

メイトーブランドの協同乳業株式会社(本社:東京都中央区/社長:後藤正純)の松本光晴主幹研究員らは、慶應義塾大学医学部眼科学教室の坪田一男教授、川島素子特任講師との共同研究で、腸内細菌を利用した水素ガス(H2)産生飲料の摂取がドライアイの予防に有効であることを確認しました。この研究成果は、国際眼科学専門誌The Ocular Surfaceに掲載されました。

≪ポイント≫

・パソコンや携帯端末の普及に伴い、ドライアイの潜在的な患者数が急増している。ドライアイは、うつ病や睡眠障害との関わりも報告されており、軽視してはいけない症状である。

・日常的にパソコン等の画面を長時間見続けている被験者を対象に、腸内細菌叢の水素ガス産生を誘導する飲料摂取(200ml/日×3週間)で、涙液安定性が向上し、ドライアイ予防効果が得られた。

・涙液中の酸化ストレスが軽減しており、水素ガスによる抗酸化作用の関与が示唆された。

≪研究概要≫

【背景】

ドライアイは眼表面の乾燥による不快感だけでなく、視力障害、さらにはうつ病や睡眠障害にも繋がる可能性が高く軽視してはならない症状で、発症・悪化要因として酸化ストレスが知られています。水素ガス(H2)は、生体に悪影響を及ぼす活性酸素種を選択的に還元しラットにおける脳梗塞抑制効果が発表されて以来、様々な疾病への予防や軽減効果が報告され、新たな作用機序も提唱されています。我々は、H2の最大の供給源として腸内細菌叢に着目し、腸内細菌叢を利用して安定的にH2を産生する飲食品の研究を進めてきました。

【方法】

パソコン等の画面を長時間見続ける作業を日常的に行っているドライアイ予備軍と判定された健常人を対象に、乾燥が進みドライアイ症状が悪化しやすい11月~12月に、H2産生飲料またはプラセボ摂取(200ml/日×3週間)による無作為化二重盲検並行群間比較試験を実施しました。摂取前後の涙液安定性(眼の表面に涙が留まる力)や涙液中の酸化ストレスマーカー等を測定しました。

※参考画像は添付の関連資料を参照

【結果と考察】

涙液層破壊時間(涙液安定性)の変化量(試験後の値から試験前の値を引いた値)において、H2産生飲料群は、プラセボ群と比較して高値を示し(右図)、且つ、試験期間中にプラセボ群の涙液層破壊時間が低下したのに対し、H2産生飲料群はベースライン値を維持しており、晩秋から初冬の空気の乾燥に伴う涙液安定性の低下に対する抑制効果が認められました。この現象は女性に顕著で、特にパソコン等の画面を長時間見続ける作業を日常的に行っている比率が高い45歳未満の女性において、H2産生飲料群の涙液中の酸化ストレスマーカー(8-OHdG)濃度の変化量がプラセボ群と比較して低くなり、H2産生飲料摂取により涙液分泌系の酸化ストレスの抑制が確認されました。さらに、涙液中の酸化ストレスマーカーとH2産生量の間には負の相関が、涙液層破壊時間の変化量とH2産生量の間には正の相関が認められました。

以上より、H2産生飲料の摂取により腸内細菌叢が産生したH2が生体内へ移行し、涙液安定性を向上させることでドライアイ予防に有効であることが認められ、そのメカニズムは、涙液分泌系の酸化ストレスの抑制に起因することが示唆されました。

※グラフ資料は添付の関連資料を参照

※以下は添付リリースを参照

リリース本文中の「関連資料」は、こちらのURLからご覧ください。

参考画像

https://release.nikkei.co.jp/attach_file/0525820_01.jpg

グラフ資料

https://release.nikkei.co.jp/attach_file/0525820_02.jpg

添付リリース

https://release.nikkei.co.jp/attach_file/0525820_03.pdf

電子版の記事が今なら2カ月無料

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ速報トップ



[PR]