SAPジャパンなど、開封検知付アルミ箔を使用した服薬管理システムの共同研究を開始
発表日:2019年11月15日
開封検知付アルミ箔を使用した服薬管理システムの共同研究を開始
患者の開封情報を医師に通知し、服薬指導
株式会社UACJ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:石原美幸、以下「UACJ」)、株式会社UACJ製箔(本社:東京都中央区、代表取締役社長:今泉明人、以下「UACJ製箔」)、SAPジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:福田譲、以下「SAPジャパン」)、ドクターズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:柳川貴雄、以下「ドクターズ」)は、開封検知付アルミ箔を使用した服薬管理システムの共同研究を行い、実証試験を開始したことを発表します。
開封検知付きアルミ箔は、医薬品包装用アルミ加工箔を基に絶縁層と回路を印刷技術にて付与する事で開発しました。当システムは、患者の服薬を回路印刷箔の破断により検知し、通信機器で発信、スマートフォンで担当医師に通知するものです。医師が患者の服薬管理を行うことで、薬の飲みすぎや飲み忘れを防ぐことができます。UACJ及びUACJ製箔は回路印刷箔の開発・製造、SAPジャパンはデータシステムのソフトウェアの提供、ドクターズは実証試験フィールドの提供及び医療者の意見のフィードバックを担います。4社共同で2022年までに当システムの実用化を目指し開発を進め、服薬管理により患者の健康促進に貢献するシステムの構築を目指します。
【背景】
近年、国内の訪問医療増加や在宅医療利用者数の増大による医療費の増加が問題とされています。また、残薬の増加も医療費の増加に拍車をかけています。このたびUACJは、処方されている薬を過不足なく服薬してもらうために開封の有無を管理できる包装材を開発し、4社にてシステム開発を行うことに致しました。
【製品概要】
4社で開発した開封検知付きアルミ箔を使用した服薬管理システムは錠剤の処方に使用されます。患者が医薬品を開封した際、回路印刷箔が錠剤の包装材の破断を検知し、スマートフォンなどの通信機器で家族や医師に通知し、遠方でも服薬状況の管理が可能となります。これにより、患者の薬の飲みすぎや飲み残しを防ぎ、患者の健康維持を図ることができます。
※以下は添付リリースを参照
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