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NEDOとIHI、水中浮遊式海流発電システムの100kW級実証機「かいりゅう」が長期実証試験に出港

2019/7/25 12:25
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発表日:2019年7月25日

実海域における1年以上の長期実証試験に向け実証機「かいりゅう」が出港

-8月に実証海域へ設置し、今秋からの運転開始を目指す―

国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と株式会社IHIで開発を進めている水中浮遊式海流発電システムの100kW級実証機「かいりゅう」が、1年以上の長期実証試験の実施に向け、8月初旬にIHI横浜事業所(神奈川県横浜市)から鹿児島県十島村口之島沖の実証海域に向け出港します。

今回の実証試験に備えて両者は、2017年度の短期実証試験の結果を踏まえ、海流の乱れ防止のための整流板の増設など「かいりゅう」の改良を施したほか、2018年度から実証海域での海流の計測、系統接続のための調査・検討や地元との調整などを実施してきました。

今後の実証試験では、8月中旬に口之島沖での設置工事を開始し、試運転などを行った上で、今秋からの運転開始を目指します。

*参考画像は添付の関連資料を参照

日本は四方を海に囲まれ、海洋エネルギーに恵まれています。特に海流エネルギーについては、国土近海を世界有数の海流である黒潮が流れるなど地理的条件にも恵まれています。

国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と株式会社IHIは、海流発電の早期実用化を目指し、2017年度に水中浮遊式海流発電システムの100kW級実証機「かいりゅう」(※1)を、IHI横浜事業所(神奈川県横浜市)で完成させ、鹿児島県十島村口之島沖の黒潮海域で、実際に海流を利用した100kW規模の海流発電では世界初となる短期実証試験を行いました。その結果、水深約30~50mに浮遊させた「かいりゅう」を、自律制御システムによって姿勢や深度を制御しながら、想定通りの性能を発揮することを確認しました。また、海流特性や設置・撤去工事手法の精査などを含め、今後の実用化に向けて必要な実海域での試験データを取得しました。

2018年度からは、「海洋エネルギー発電実証等研究開発(※2)」を開始し、実海域において四季を通した1年以上の長期実証運転を行うために、発電性能などの確認に加え、環境影響評価などの情報を収集し、離島などにおける海洋エネルギー発電の事業化に向けた技術を確立することを目的に準備を進めてきました。

今般、NEDOとIHIは、2017年度に実施した短期実証試験の結果を踏まえ、100kW級実証機について、運転時にタービン翼や浮体の傾きを調整する自律制御プログラムの改良や海流の乱れ防止のための整流板の増設、実証機内部の排熱機能の向上などの改良を施したほか、実証試験を行う鹿児島県十島村口之島沖の海流の計測、系統接続のための調査・検討や地元との調整などを行いました。改良を施した実証機は、1年以上の長期実証試験の実施に向け、IHI横浜事業所から、8月初旬に鹿児島県十島村口之島沖の実証海域に向けて出港します。今後の実証試験では、8月中旬に口之島沖での設置工事を開始し、試運転などを行った上で、今秋からの運転開始を目指します。

※1 100kW級実証機「かいりゅう」

 ・定格出力:約100kW(50kW×2基)

 ・タービン直径:約11m

 ・浮体長さ:約20m 幅:約20m

 ・定格流速:1.5m/秒(3ノット)

 ・浮遊深度:約30m~50m

※2 海洋エネルギー発電実証等研究開発

 ・研究開発項目:海洋エネルギー発電長期実証研究

 ・実施期間:2018~2020年度

リリース本文中の「関連資料」は、こちらのURLからご覧ください。

参考画像

https://release.nikkei.co.jp/attach_file/0515267_01.jpg

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