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東大、水を推進剤とした超小型衛星用エンジン及び実証衛星の開発に成功

発表日:2019年6月12日

水を推進剤とした超小型衛星用エンジン及び実証衛星の開発に成功

~世界初「国際宇宙ステーションからの水推進エンジンを搭載した超小型衛星の宇宙への放出」の実現へ~

1.発表者:

小泉 宏之(東京大学 大学院新領域創成科学研究科 先端エネルギー工学専攻/工学系研究科航空宇宙工学専攻(兼担) 准教授)

浅川 純(東京大学 大学院新領域創成科学研究科 先端エネルギー工学専攻 特任助教)

2.発表のポイント:

◆水を推進剤とした超小型衛星用エンジン及び実証衛星の開発に成功し、打上げへのめどが立った。

◆本研究成果により、世界初の「国際宇宙ステーションからの水推進エンジンを搭載した超小型衛星の宇宙への放出」が実現される。

◆本手法により、さまざまな分野における超小型衛星実利用の更なる発展が期待される。

3.発表概要:

東京大学大学院新領域創成科学研究科の小泉宏之准教授・浅川純特任助教らは、国立研究開発法人 科学技術振興機構(以下、JST)の研究成果展開事業 大学発新産業創出プログラム(注1、以下 START)の枠組みの中で、事業プロモーターである株式会社東京大学エッジキャピタル(UTEC)の協力のもと、将来的な宇宙空間での輸送インフラに貢献する、水を推進剤とした超小型衛星用エンジン(写真1)及びその実証衛星(写真2)の開発に成功しました。これにより世界初の「国際宇宙ステーションからの水推進エンジンを搭載した超小型衛星の宇宙への放出」の実現に向けた準備が整いました。

近年、世界各国により衛星の実利用が進み、超小型衛星用エンジンに対する需要が急速に高まっています。しかし、従来の超小型衛星用エンジンは高圧ガスや有毒燃料を用いているため、1-10kg程度の超小型衛星に向けた小型化や低コスト化が難しい状況にありました。打ち上げ機会が定期的にある利用機会として有望視されてきた国際宇宙ステーションからの超小型衛星放出においても、安全性の観点から国際宇宙ステーションへの持込みが困難であるという課題を抱えていました。

今回、常温常圧で液体貯蔵可能であり、安全無毒で取扱い性の良い水を推進剤とした超小型衛星用エンジン及びその実証衛星の開発に成功し、国際宇宙ステーションからの放出に向けた打ち上げ準備が完了しました。本研究により、世界初の「国際宇宙ステーションからの水推進エンジンを搭載した超小型衛星の宇宙への放出」が実現されます。国際宇宙ステーションから放出される超小型衛星へのエンジン搭載が実用化されれば、超小型衛星の長寿命化が実現され、通信や放送、測位、地球観測、農林水産業、エンターテイメント等さまざまな分野において、超小型衛星の実利用が発展することが期待されます。

※以下は添付リリースを参照

リリース本文中の「関連資料」は、こちらのURLからご覧ください。

添付リリース

https://release.nikkei.co.jp/attach_file/0511923_01.pdf

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