2019年6月17日(月)

プレスリリース

東京商工リサーチ、国内銀行111行「2019年3月期単独決算 預貸率」調査結果を発表

2019/6/10 14:35
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発表日:2019年6月10日

[特別記事]

国内銀行111行

「2019年3月期単独決算 預貸率」調査

~預貸ギャップ279兆円、10年連続で拡大~

2019年3月期の国内銀行111行の預貸率は65.7%(前年同期65.2%)で、前年同期より0.5ポイントアップし、3月期としては2009年以来、10年ぶりに上昇した。熊本銀行(預貸率108.0%)、長崎銀行(同104.8%)、北九州銀行(同101.9%)と、九州の3行で預貸率が100%を超えた。

業態別では、大手行58.4%(前年同期58.1%)、地方銀行75.4%(同73.9%)、第二地銀77.2%(同76.2%)と全業態で預貸率が上昇。ただ、大手行との差は、地方銀行が前年同期比1.2ポイント(15.8→17.0ポイント)、第二地銀が同0.7ポイント(18.1→18.8ポイント)、それぞれ拡大した。大手行は貸出金と預金がそろって大幅に増加し、預貸率の上昇は僅かにとどまった。

預貸ギャップは279兆3,914億円で、前年同期の272兆8,441億円より6兆5,473億円(2.3%増)拡大し、過去最大を更新した。地域経済により密接な地方銀行や第二地銀は、4年連続で預貸ギャップが縮小した。

※預貸率は、銀行預金の運用状況を示す経営指標の一つで、預金残高に対する貸出残高の比率。

※本調査は、国内銀行111行を対象に2019年3月期の単独決算ベースの預貸率を調査した。

 預貸率(%)は、「貸出金÷預金×100」で算出。

 「貸出金」は貸借対照表の資産の部から、「預金」と「譲渡性預金」は貸借対照表の負債の部から抽出した。

※預金は、「預金」(普通預金、当座預金など)と「譲渡性預金」の合算。

※銀行業態は、1.埼玉りそなを含む大手行7行、2.地方銀行は全国地銀協加盟行、3.第二地銀は第二地銀協加盟行。

■預貸率は65.7%、前年同期より0.5ポイント上昇

国内銀行111行の2019年3月期の預貸率は65.7%(前年同期65.2%)だった。預貸率は、2010年3月期以降、9年連続で低下していたが、2019年3月期は10年ぶりに前年同期を上回った。

2009年3月期は貸出金が前年同期比4.3%増、預金が同2.1%増と、伸び率は貸出金が預金を上回った。しかし、リーマン・ショック後は中小企業の資金繰りが悪化し、2009年12月に中小企業等金融円滑化法が施行された。これに伴い、金融機関の貸出は伸び悩み、伸び率は預金が貸出金を上回る状態が続いていた。2019年3月期は貸出金の伸び率が前年同期比5.0%増に対し、預金は同4.1%増で、貸出金が0.9ポイント上回った。

■7割の銀行で預貸率が上昇

111行のうち、預貸率が前年同期を上回ったのは82行(構成比73.8%)で、前年同期(45行)から37行増えた。預貸率の伸び率の最高は、熊本銀行の17.1ポイント上昇(90.9→108.0%)。同行は貸出金(前年同期比16.7%増)を伸ばす一方、預金(同1.8%減)が減少し預貸率が大幅に上昇した。次いで、スルガ銀行12.2ポイント上昇(79.3→91.5%)、十八銀行8.2ポイント上昇(63.4%→71.6%)の順。

*表資料・グラフ資料は添付の関連資料を参照

*以下は添付リリースを参照

リリース本文中の「関連資料」は、こちらのURLからご覧ください。

表資料・グラフ資料

https://release.nikkei.co.jp/attach_file/0511702_01.pdf

添付リリース

https://release.nikkei.co.jp/attach_file/0511702_02.pdf

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