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キリンHD、乳由来βラクトリンが記憶力を改善することをヒト試験で確認

2019/4/25 12:15
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発表日:2019年4月25日

世界初!乳由来βラクトリンが記憶力を改善することをヒト試験で確認

-中高年を対象としたランダム化比較試験を実施-

キリンホールディングス株式会社(社長 磯崎功典、以下キリンHD)の健康技術研究所(所長 小川俊也)は、慶應義塾大学と共同で、乳由来の認知機能改善ペプチドであるβラクトリン(※1)が健常中高年を対象としたランダム化比較試験で記憶力を改善することを世界で初めて確認しました。この研究成果は科学誌「Frontiers in Neuroscience」(※2)に掲載されました。

※1 βラクトグロブリン由来のβラクトペプチドであるアミノ酸4残基のペプチド(グリシン-スレオニン-トリプトファン-チロシン, GTWY)を指す。

※2 論文タイトル:Supplementation with whey peptide rich in β-lactolin improves cognitive performance inhealthy older adults: a randomized, double-blind, placebo-controlled study

 著者:Kita M, Kobayashi K, Obara K, Koikeda T, Umeda S, Ano Y

 雑誌名:Frontiers in Neuroscience

DOI番号:10.3389/fnins.2019.00399

高齢化が進む国内において、認知症や認知機能低下は大きな社会課題となっています。認知症発症後の有効な治療方法が十分でないことから、日常生活における予防に注目が集まっています。近年の疫学調査によると、乳製品の摂取には認知症予防効果があるとされ、キリンHDは2015年に東京大学と共同で、カマンベールチーズのアルツハイマー病予防効果を解明しました。さらに、東京大学、神戸大学、学習院大学との共同研究を進め、2018年には発酵乳製品に多く含まれる認知機能改善ペプチドとしてβラクトリンを発見し、乳由来βラクトリンを多く含む食品素材を独自に開発しました(※3)。

※3 論文タイトル:Novel lactopeptides in fermented dairy products improve memory function and cognitive decline.

 著者:Ano Y, Ayabe T, Kutsukake T, Ohya R, Takaichi Y, Uchida S, Yamada K, Uchida K, Takashima A,Nakayama H

 雑誌名:Neurobiology of Aging

DOI番号: 10.1016/j.neurobiolaging.2018.07.016.

今回、キリンHDは慶應義塾大学と共同で、健常中高年を対象にランダム化比較試験を実施し、乳由来βラクトリンを多く含むサプリメントについて、認知機能への作用を評価しました。その結果、βラクトリン摂取群ではプラセボ摂取群と比較して記憶機能が有意に改善することが確認されました。乳由来βラクトリンが記憶力を改善することをヒト試験で確認したのは世界で初めてです。本成果をもとに、βラクトリンを多く含む食品や飲料が開発され、食を通じて認知症予防や認知機能改善に貢献することが期待されます。

*以下は添付リリースを参照

リリース本文中の「関連資料」は、こちらのURLからご覧ください。

添付リリース

https://release.nikkei.co.jp/attach_file/0508590_01.pdf

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