2019年5月25日(土)

プレスリリース

東北大と岡山大、フェニル硫酸が糖尿病性腎臓病の新規原因物質であることを発見

2019/4/23 18:00
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発表日:2019年4月23日

フェニル硫酸が糖尿病性腎臓病の新規原因物質であることを発見

腸内細菌酵素を投薬ターゲットとする新規治療法の開発へ

【研究のポイント】

・腸内細菌が産生に関わるフェニル硫酸が糖尿病性腎臓病の原因物質の1つであることを明らかにした。

・糖尿病患者を対象にしたヒトの臨床研究の結果から、フェニル硫酸は糖尿病性腎臓病増悪の予測因子であることが明らかになった。

・フェニル硫酸産生に重要な役割を果たす腸内細菌が持つ酵素チロシン・フェノールリアーゼが糖尿病性腎臓病の新たな治療法開発のターゲットとなり得る。

【研究概要】

東北大学大学院医学系研究科および同大学院医工学研究科病態液性制御学分野の阿部高明(あべ たかあき)教授らは、同大学院薬学研究科の富岡佳久(とみおか よしひさ)教授、同東北メディカルメガバンク機構の寳澤篤(ほうざわ あつし)教授、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科の和田淳(わだ じゅん)教授らの研究グループとともに、フェニル硫酸が糖尿病性腎臓病の原因因子かつ予測マーカーとなり得ることを明らかにしました。本研究は、動物実験および臨床研究での検証によって、ヒトには無い腸内細菌の酵素をターゲットとした安全な糖尿病性腎臓病の治療可能性を明らかにした画期的研究であり、本研究結果によって、腎不全患者の治療による透析導入数が減少し、医療経済的にも貢献することが期待されます。

本研究成果は、2019年4月23日午前10時(英国時間、日本時間4月23日18時)Nature Communications誌(電子版)に掲載されます。

以上

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