ポルシェ、天然繊維製ボディパーツを採用した「ニューポルシェ718ケイマンGT4クラブスポーツ」を発売
発表日:2019年4月5日

より強く、より速く、持続可能なレーシングカー

天然繊維製ボディパーツを採用したニューポルシェ718ケイマンGT4クラブスポーツ

ポルシェジャパン株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:七五三木敏幸)は、初代ケイマンGT4クラブスポーツの初公開から3年を経て、その後継モデルとなる新しいサーキット専用車両「ニュー718ケイマンGT4クラブスポーツ」を発売します。
718ケイマンGT4クラブスポーツはポルシェのヴァイザッハ研究開発センターから生まれた生粋のレーシングカーです。公道走行が可能な市販モデルに近いこのミッドシップエンジンレーシングカーには、ポルシェジャパンが主催する新シリーズ、ポルシェスプリントチャレンジジャパン(PSCJ)への参戦を前提とした「コンペティション」モデル、そしてSROが主催するブランパンGTシリーズのFIA GT4カテゴリー等に参戦するための「FIA GT4モデル」の2バージョンが用意されます。
ニュー718ケイマンGT4クラブスポーツの開発では、ドライバビリティーの向上とより速いラップタイムだけでなく、原材料の持続可能な使用にも焦点が当てられました。718ケイマンGT4クラブスポーツは、天然繊維コンポジット製のボディパーツを採用した初のプロダクションレーシングカーです。運転席および助手席ドアとリアウイングは、主に亜麻や麻の繊維などの農業副産物から供給される有機繊維の混合物で造られており、重量と剛性に関してカーボンファイバーと同等の特性を備えています。
718 ケイマンGT4クラブスポーツの3.8リッター水平対向6気筒エンジンは、先代モデルを40PS上回る最高出力313kW(425PS)を発生します。この出力が、6速ポルシェデュアルクラッチトランスミッションと機械式リアディファレンシャルロックを介して後輪に伝えられます。フロントの軽量なマクファーソン式ストラットサスペンションは、911 GT3カップから採用されています。印象的なレーシングブレーキシステムは、直径380mmのスチール製ブレーキディスクを装着します。溶接されたロールケージ、レーシングバケットシート、6点式シートベルトを備えた718ケイマンGT4 クラブスポーツの車両重量は、非常に軽量な1,320kgに抑えられています。
コンペティションモデルはレースに関連した多数のディテールを備えます。ショックアブソーバーは3段階で調整できます。容量115リッターの安全燃料タンクは長距離レースに適しています。ブレーキバランスシステムによって、前後の車軸間のバランスバイアスを無限に調整することが可能す。統合エアジャッキシステムは迅速なピットストップを保証します。911 GT3 R由来のクイックリリースレーシングステアリングホイールは、ドライバーのニーズに合わせてさまざまな調整を選択することができます。自動消火システムがサーキットの安全装備を強化します。また、PSCJへの参戦が前提となっているため、ウィンドウネットや運転席側ドアフォームなどを装備した仕様となります。718ケイマンGT4クラブスポーツのためPSCJで新たに設けられるGT4クラスは、ポルシェカレラカップジャパンを始めとした、本格的なレースへの登竜門としての役割を担います。
FIA GT4モデルには、SRO規格に準拠したダンパーやカーボンファイバー製のボディパネルが採用されるなど、ブランパンGT等の耐久レースにおいてパフォーマンスを発揮するための仕様となっています。
なお、日本国内における718ケイマンGT4 クラブスポーツコンペティションモデルの購入者には、ポルシェスプリントチャレンジジャパンへのエントリーが義務付けられています。718ケイマンGT4クラブスポーツコンペティションモデルでのPSCJ参戦は第5戦(富士スピードウェイ)からの予定となります。
・ポルシェ カレラカップ ジャパンオフィシャルWEB : http://www.carreracup.jp
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参考画像(3)
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