富士経済、調味料・調味食品の市場調査結果を発表
発表日:2019年2月15日
食用油やだしパックなどが伸びる調味料やレトルトカレーなど調味食品の市場を調査
>2023年国内市場予測<
◆簡便・時短をキーワードに調味食品市場は5,000億円突破
レトルトカレー、メニュー専用合せ調味食品などがけん引
総合マーケティングビジネスの株式会社富士経済(東京都中央区日本橋小伝馬町 社長 清口 正夫)は、世帯構成人数の減少などを背景に小容量化や簡便性の高い商品の展開や、用途の汎用性が高いメニューの提案が活発化、拡大している調味料・調味食品の市場を調査・分析し、調味料54品目、調味食品24品目、合計2カテゴリー78品目の結果を「2019年 食品マーケティング便覧 No.4」にまとめた。
<注目市場>
■メニュー専用合せ調味食品
・2018年見込:682億円
・2017年比:101.3%
・2023年予測:720億円
・2017年比:107.0%
野菜や肉・魚など具材を加えることで、麻婆豆腐、回鍋肉などのメニューが簡単に作れる商品(ドライのみ)を対象とする。
社会進出する女性の増加により、電子レンジやプライパン一つで簡単におかずが作れ、調理時間を短縮できるメニュー専用合せ調味食品の市場は拡大している。しかし、野菜を使用するメニューが多いことから野菜価格の高騰の影響を受けやすく、2016年は縮小となった。2018年も野菜価格高騰の影響による需要減退も一部でみられたが、価格が安定している豆腐を使用する麻婆豆腐が好調なことから、引き続き拡大が見込まれる。
需要は中華メニューが中心であるが、2010年ごろから和風・洋風・韓国と展開メニューに広がりがみられ、近年ではエスニックメニューなども増えている。中華メニューは定番メニューを中心に安定した需要があるもの和風・洋風メニューは商品の改廃が激しく、エスニックメニューもトライアル需要をいかにリピート需要へとつなげられるかが重要であるとみられる。
市販用のチャネルとしては量販店が中心であり、CVSは買い忘れ時のスポット需要に限られていたが、サラダチキン人気により、サラダチキンとメニュー専用合せ調味食品のクロスMDなどもみられるようになり、新しい需要を創出している。
※以下は添付リリースを参照
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