2019年3月21日(木)

プレスリリース

京大とサンスター財団、宿泊型健康指導プログラムの効果を発表

2019/1/11 17:15
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発表日:2019年1月11日

京都大学とサンスター財団、宿泊型健康指導プログラムの効果を発表

―1 年後の体重・腹囲・non-HDL コレステロールを有意に改善

■概要

国立大学法人 京都大学環境安全保健機構 健康科学センター 川村孝 教授、松崎慶一 助教らの研究グループは、一般財団法人 サンスター財団からの受託研究(「宿泊型健康指導プログラムがもたらす行動変容と健康状態、医療費への影響」)の中で、サンスターグループ社員向け健康増進施設「サンスター心身健康道場」(大阪府高槻市)で提供された宿泊型健康指導プログラムの有効性を明らかにしました。

サンスター財団より提供されたサンスターグループ社員定期健康診断の匿名化データから、傾向スコアマッチング法(1)によりプログラム参加者・非参加者の背景因子を調整して 1 年後の健康診断の数値を比較したところ、プログラム参加者では非参加者の変化と比較して体重、腹囲および non-HDL コレステロールが有意に改善していました。体重と腹囲に関しては 2 年後までその効果が維持されていました。また、プログラム参加者において参加 1 年後に行動変容スコア(2)の有意な進展が認められ、サンスター心身健康道場での宿泊型健康指導プログラムは、参加者に健康的な生活習慣の獲得を促し、持続的な行動変容をもたらすことが確認されました。

本研究成果は、2019 年 1 月 2 日に米国科学誌「Preventive Medicine Reports Volume 13,March 2019」に掲載されました( https://doi.org/10.1016/j.pmedr.2018.12.005 タイトル:"Effectiveness of a healthcare retreat for male employees with cardiovascular risk factors"、著者:Keiichi Matsuzaki 他)。

1.研究の背景と目的

サンスターグループでは、1985 年より社内福利厚生施設「サンスター心身健康道場」で社員に宿泊型健康指導を開始。2007 年からは定期健康診断で特定保健指導の「積極的支援」「動機付け支援」に該当した対象者に独自の宿泊型健康指導プログラムを実施しています。この度、プログラムの前と後(参加群)もしくはそれに相当する時期(非参加群)の定期健康診断データを解析し、これら対象者における宿泊型健康指導プログラムの有効性とその持続期間を検証しました(過去起点コホート研究)。

2.評価方法と健康教育プログラムの内容

2007 年~2009 年にサンスターグループに在籍し定期健康診断の結果が特定保健指導の「積極的支援」か「動機付け支援」に該当した 415 名を抽出し、心身健康道場における 2 泊 3 日の健康指導プログラムに参加した220 名を参加者群、参加しなかった 195 名を非参加者群としました。なお、参加・非参加にかかわらず、社内基準に基づいて個々のレベルに応じた保健指導を定期的に実施しています。

1 傾向スコアマッチング法:介入した群としなかった群から背景因子が近似する人を抽出して比較する手法

2 行動変容スコア:運動や食事の生活習慣改善の実施状況を問う質問への回答を 5 段階で評価した得点

※以下は添付リリースを参照

リリース本文中の「関連資料」は、こちらのURLからご覧ください。

添付リリース

https://release.nikkei.co.jp/attach_file/0499856_01.pdf

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