2018年12月11日(火)

プレスリリース

富士経済、環境触媒・エネルギー触媒の世界市場調査結果を発表

2018/10/11 17:15
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発表日:2018年10月11日

環境触媒・エネルギー触媒の世界市場を調査

―2030年世界市場予測(2017年比)―

■環境触媒 2兆2,017億円(39.6%増)エネルギー触媒 2兆745億円(45.8%増)

~MTO/MTPプロセス用、燃料電池用、アンモニア合成用などの伸びが大きい~

●ディーゼル車用触媒(SCR触媒)5,799億円(4.0倍)

~バスやトラックの生産台数が増加する中国、インドなどで需要増加~

●アンモニア合成用触媒(高圧/低圧)75億円(50.0%増)

~水素キャリアやCO2フリー燃料としてのアンモニアへの注目で触媒需要の増加にも期待~

総合マーケティングビジネスの株式会社富士経済(東京都中央区日本橋小伝馬町 社長 清口 正夫)は、輸送機器(ガソリン/ディーゼル車、船舶等)、工場・発電所、化学産業(水素、石油精製、その他化学等)、燃料電池、石炭化学/MTO、アンモニア合成などで使用され、環境規制強化への対応や次世代エネルギー技術の要として期待される環境・エネルギー触媒の世界市場について調査し、その結果を「環境・エネルギー触媒 関連市場の現状と将来展望 2018」にまとめた。

この調査では環境触媒11品目、エネルギー触媒15品目、触媒材料9品目の市場動向、業界構造、要求特性、触媒方式・材料などについて現状を調査し、将来を予想した。

※市場は内製使用分を除く

触媒とは化学反応において自身は変化せずに特定の反応を促進させる作用を持つ物質の総称である。環境触媒は環境の保全改善に有用な触媒で、世界的に排出ガス規制が強化されるなかで重要性が増している自動車用、二輪車用、建機用、船舶用触媒などがあげられる。エネルギー触媒は、化石燃料資源などをエネルギー形態にする触媒で、石油精製関連触媒や石油化学品製造用触媒などに加えて、次世代エネルギー技術で利用されるMTO/MTPプロセス用触媒、水素貯蔵用・製造用触媒、アンモニア合成用触媒などがあげられる。

<調査結果の概要>

■環境触媒9品目・エネルギー触媒13品目の世界市場

*グラフ資料は添付の関連資料を参照

2017年の市場は環境触媒が前年比5.1%増の1兆5,768億円、エネルギー触媒が同3.7%増の1兆4,232億円となった。

環境触媒では、自動車排出ガス規制に対応したガソリン車用触媒やディーゼル車用酸化触媒の構成比が高い。欧州では排出ガス規制のEURO6の進展により有害物質の排出基準値がさらに強化されている。日本や米国、中国、アジアでも規制強化が進んでいるため、従来触媒を高機能化したガソリン車用の三元触媒、ディーゼル車では酸化触媒、また、GPF(ガソリン・パティキュレート・フィルター)や尿素SCRシステムなどで使用される高度な技術を採用した触媒の需要が伸びている。特に、SCR触媒はディーゼル車用の伸びに加えて建設機械や船舶でもシステム搭載が進んでおり需要増加が期待される。

エネルギー触媒では、石油化学製品製造用触媒が約50%を占めている。石油化学製品製造用触媒は中国、中東、アジア、北米など各地で需要が増えているため、今後も伸びるとみられる。また、製油所で用いられる接触分解用触媒(FCC触媒)などの石油精製関連触媒の需要が増えている。ほかには、市場規模は小さいものの、中国の需要が大部分のMTO/MTPプロセス用触媒、燃料電池電極用触媒や燃料電池改質用触媒なども伸びている。今後、エネルギーの多様化により関連触媒の需要も変化が予想される。天然ガスや石炭、メタノール、水素などが石油代替エネルギー源として注目されており、FT合成用触媒、MTO/MTPプロセス用触媒、燃料電池電極用触媒、水素貯蔵用・製造用触媒、アンモニア合成用触媒などを中心に参入メーカーによる実証実験が進められている。

今後、多くの触媒の需要が増加するとみられ、2030年の市場は環境触媒が2017年比39.6%増の2兆2,017億円、エネルギー触媒が同45.8%増の2兆745億円に拡大すると予測される。

*以下は添付リリースを参照

リリース本文中の「関連資料」は、こちらのURLからご覧ください。

グラフ資料

http://release.nikkei.co.jp/attach_file/0492959_01.jpg

添付リリース

http://release.nikkei.co.jp/attach_file/0492959_02.pdf

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