2018年12月12日(水)

プレスリリース

東北大と宮崎大など、石垣島でモデル線虫C.elegansの姉妹種を発見

2018/8/10 18:00
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発表日:2018年8月10日

石垣島でモデル線虫 C. elegansの姉妹種発見

新たなモデル生物として動物の進化や多様性を生み出すしくみの解明に期待

【発表のポイント】

・線虫 Caenorhabditis elegans(C.エレガンス)は優れたモデル生物として用いられてきましたが、その姉妹種が見つかっていなかったため、進化生物学的な解析が遅れていました。

・今回、C.エレガンスの姉妹種を沖縄県石垣島のイチジクの一種から発見し、Caenorhabditis inopinata(C.イノピナータ)と命名しました。

・さらに、C.イノピナータの全ゲノム解読を行い、遺伝子操作技術を確立しました。

・C.エレガンスとC.イノピナータの比較解析により、動物の進化や多様性を生み出すしくみの理解が深まることが期待されます。

【概要】

東北大学大学院生命科学研究科 杉本亜砂子 教授、国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所 神崎菜摘 主任研究員、宮崎大学医学部の菊地泰生 准教授のグループは米・英・台湾の研究機関と共同で、モデル生物 Caenorhabditis elegans(セノラブディティス・エレガンス:C.エレガンス)(注1)の姉妹種 Caenorhabditis inopinata(セノラブディティス・イノピナータ:C.イノピナータ)を沖縄県石垣島のイチジクの一種から発見し、全ゲノムの解読を行いました。C.elegansは優れたモデル生物として様々な生物学的研究に活用されてきましたが、姉妹種が存在していなかったため、進化生物学的な解析が進んでいませんでした。今回、発見されたC.inopinataは、C.elegansと最も近縁でありながら形態や行動・生態に大きな違いがあります。研究グループによって整備された高精度なゲノム情報と遺伝子操作技術により、C.inopinataが新たなモデル生物として広く利用されることで、動物の進化や多能性を生み出すしくみの理解が深まることが期待されます。

この成果は平成30年8月10日の18時(日本時間)にNature Communications誌(電子版)に掲載されます。本研究は、文部科学省科学研究費補助金の支援を受けて行われました。

※図は添付の関連資料を参照

※以下は添付リリースを参照

リリース本文中の「関連資料」は、こちらのURLからご覧ください。

http://release.nikkei.co.jp/attach_file/0487622_01.JPG

添付リリース

http://release.nikkei.co.jp/attach_file/0487622_02.pdf

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