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安藤ハザマとアールテックなど、彫刻欄間の表裏2枚の古写真から3Dモデルを制作する技術を開発

2018/6/21 12:35
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発表日:2018年6月21日

日本初 表裏2枚の古写真から3Dモデルを制作

-彫刻欄間の制作における新技術の開発-

安藤ハザマ(本社:東京都港区、社長:福富正人)と株式会社アールテック(本社:静岡県浜松市、社長:小杉隆司)は、井波彫刻協同組合(富山県南砺市、理事長:藤崎秀平)の協力のもと、彫刻欄間の表裏2枚の古写真から3Dモデルを制作する技術を日本で初めて開発しました。(特許出願中)

1.開発の背景

城郭建築や社寺仏閣などの古建築において、現物が消失しており写真だけが残っている彫刻欄間を復元制作する場合、従来の方法では、専門の彫刻職人が写真のあおりや歪みを補正した原寸大の下絵を作成し、それを木板に描き写したあと、有識者の指導のもとに手作業で彫刻するため、職人・有識者・工事関係者が打合せを重ね、実際に試作品を作る必要がありました。

また一般的に、文化財や歴史的建造物などを復元する際は、日本各地にいる有識者が一堂に会し検討会を開催する必要があるため、時間的な制約もありました。

そこで安藤ハザマとアールテックは、彫刻職人の意見も取り入れながら、彫刻欄間の表裏2枚の古写真から3Dモデルを制作する技術を開発し、これまでの負担の軽減や作業の効率化を図るとともに、より精密な復元を可能にしました。これまでに、現存する彫刻欄間を撮影し3Dモデル化した例はありましたが、現物が存在しない彫刻欄間の古写真から3Dモデルを制作したのは今回が日本で初めてとなります。

2.当技術の特長

当技術では、数枚の写真から複雑な形状をした立体造形物の3Dモデルの制作が可能です。また、完成した3Dモデルを3D-PDFデータ化しE-Mailで送付すれば、離れた場所にいる複数の関係者と同モデルを共有して検討することが可能です。Web会議等でも立体画像を各自が間近で見ながら、詳細な意見交換をすることができます。

形状の変更なども、実際の試作品を何度も作り直すことに比べてきわめて容易であるため、作業の大幅な効率化を実現できます。また、3Dプリンタを用いれば模型が簡単に制作できるため、3Dモデルと模型をあわせて活用することで、より精度の高い復元を目指した検討が可能です。

3.今後の展開

今後は、国内に多数存在する文化財・歴史的建造物の復元事業に、当技術を積極的に展開していく予定です。

【彫刻欄間の表裏2枚の古写真から制作した3Dモデル】

※添付の関連資料を参照

リリース本文中の「関連資料」は、こちらのURLからご覧ください。

彫刻欄間の表裏2枚の古写真から制作した3Dモデル

http://release.nikkei.co.jp/attach_file/0483056_01.pdf

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