2018年12月17日(月)

プレスリリース

企業名|産業
川崎重工業機械
企業名|産業
三協立山素材・エネルギー
企業名|産業
住友電気工業素材・エネルギー
企業名|産業
大日本塗料素材・エネルギー

NEDOと新構造材料技術研究組合、難燃性マグネシウム合金を使った高速鉄道車両部分構体の試作に成功

2018/6/13 15:55
保存
共有
印刷
その他

発表日:2018年6月12日

世界最大級、難燃性マグネシウム合金を使った高速鉄道車両部分構体の試作に成功

―軽くて強いマグネシウムで、新幹線などの軽量化、高速化、省エネ化を目指す―

NEDOと新構造材料技術研究組合(ISMA)は、ISMAの組合員である(株)総合車両製作所、川崎重工業(株)、三協立山(株)、権田金属工業(株)、住友電気工業(株)、不二ライトメタル(株)、大日本塗料(株)、産業技術総合研究所、および再委託先である木ノ本伸線(株)、ミリオン化学(株)と共同で、難燃性のマグネシウム合金を用いて、新幹線車両と同一断面サイズの高速鉄道車両部分構体の試作に成功しました。この構体は、難燃性のマグネシウム合金のみを使った世界最大級の大型構造物です。

今回使用したマグネシウム合金は、これまで課題とされてきた難燃性・強度・加工性などについて改善した独自の開発成果です。アルミニウムよりも比重が30%以上小さいマグネシウムを適用することで、車両構体の大幅な軽量化が見込まれますが、今回の試作によりその実現性が確認できました。

今後、さらに長尺の車両構体の試作や性能評価試験を進め、新幹線などの高速鉄道車両へのマグネシウム合金の本格適用を目指し、車両の軽量化、高速化、省エネ化に貢献します。

*図は添付の関連資料を参照

1.概要

現在、新幹線などの高速鉄道車両構体には軽量なアルミニウム合金が使われています。しかし、鉄道に対する高速化と省エネ化の要求が増していることを背景に、車両構体の軽量化ニーズが一段と高まっています。それを実現するための材料としてアルミニウムよりも比重が30%以上小さいマグネシウムが注目され、鉄道だけでなく自動車や宇宙・航空の分野においてもマグネシウム合金を用いた大型構造物の早期実用化が期待されています。

軽いマグネシウム合金展伸材(※1)はこれまでに、電子筐体や機械部品などの小型の部材に使用されていますが、大型の構造物への適用はほとんど例がありませんでした。これはマグネシウムの難燃性、耐食性、成形性などが比較的低いことに由来しています。

そこでNEDOは、2014年度よりマグネシウム合金開発と大型構造物である高速鉄道車両構体への適用技術の確立を進めてきました。NEDO事業(※2)において、新構造材料技術研究組合(ISMA)(※3)は強度や延性、加工のしやすさを改善した難燃性マグネシウム合金(※4)を開発し、2016年度には難燃性マグネシウム合金を使った車両構体の側構体部分パネルを試作しました。そして今回、より大きな現行の新幹線車両構体と同一断面サイズをもつ高速鉄道車両部分構体(高さ2.9m×幅3.2m×長さ1.0m)の試作に成功しました。

この構体は、難燃性マグネシウム合金を使った世界最大級の大型構造物であり、マグネシウム合金製高速鉄道車両構体の実用化に向けた大きな一歩となります。

*以下は添付リリースを参照

リリース本文中の「関連資料」は、こちらのURLからご覧ください。

http://release.nikkei.co.jp/attach_file/0482407_01.jpg

添付リリース

http://release.nikkei.co.jp/attach_file/0482407_02.pdf

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ速報トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報