2018年5月23日(水)

プレスリリース

富士フイルム、テーラーメイド型がんペプチドワクチン「ITK-1」国内臨床第III相試験の結果について発表

2018/5/17 17:25
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発表日:2018年5月17日

テーラーメイド型がんペプチドワクチン「ITK-1」

国内臨床第III相試験の結果について

 

 富士フイルム株式会社(社長:助野 健児)は、前立腺がん患者を対象とするテーラーメイド型がんペプチド(※1)ワクチン「ITK-1」の国内臨床第III相試験について、主要評価項目である全生存期間において統計学的に有意な延長がみとめられなかったことをお知らせいたします。

 本試験では、HLA-A24(※2)陽性の去勢抵抗性ドセタキセル治療抵抗性前立腺がん(※3)の患者に対して、プラセボを比較対照群として、「ITK-1」投与群の有効性と安全性を評価しました。全般的な本剤の副作用に関しては、安全で十分な忍容性を示しました。さらに詳細な試験データは解析中です。

 ※1:10個程度のアミノ酸が繋がったタンパク質の断片。がん細胞の表面には特有のたんぱく質が存在しているが、その断片であるペプチドを免疫活性化しやすいようにして使用している。

 ※2:HLA(Human Leukocyte Antigen)は細胞にあるヒト白血球抗原の型。日本人の約60%がHLA-A24の型であるといわれている。

 ※3:前立腺癌は、その大部分が男性ホルモンであるアンドロゲンに依存して増殖することから、アンドロゲンを除去する内分泌療法や除睾手術が有効であるが、半数以上が5年以内に再発再燃し「去勢抵抗性前立腺がん」となる。「去勢抵抗性前立腺がん」に対しては化学療法剤、特に最近では、去勢抵抗性前立腺がんに対して適応を取得した「ドセタキセル」という化学療法剤が広く使われている。しかし、一定の延命効果は期待されるものの、治療効果が一次的にとどまり、最終的には治療効果がなくなる。この状態の前立腺がんを「去勢抵抗性ドセタキセル治療抵抗性前立腺がん」という。

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