2019年3月23日(土)

プレスリリース

京大・東大・三重大など、金属の磁性を電界で制御するためのミクロなメカニズムを解明

2018/4/3 13:05
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発表日:2018年4月3日

金属の磁性を電界で制御するためのミクロなメカニズムを解明

■ポイント

・スピントロニクス材料として有用な白金を対象に、磁気分光測定を用いて電界による磁性の変化を観測し、その微視的なメカニズムを世界で初めて解明することに成功しました。

・本成果は、材料に電界を加えた条件であっても、目的の元素の磁性や電子状態を高精度に観測できるという、放射光の特色を活用したユニークなものです。

・本成果によって解明された電界効果の微視的メカニズムは他の磁性金属にも適用可能であるため、新規スピントロニクス材料の開発や将来の超低消費電力磁気メモリへの応用にもつながることが期待されます。

■概要

京都大学化学研究所の山田貴大研究員(現ラドバウド大学研究員)、小野輝男教授、高輝度光科学センターの鈴木基寛主幹研究員、東京大学大学院工学系研究科の千葉大地准教授、小山知弘助教、三重大学の中村浩次准教授、Abdul-Muizz Pradipto助教、電力中央研究所の小野新平上席研究員らの研究グループは共同研究により、スピントロニクス材料として有用な白金(Pt)に電界を加えることでその磁性を制御できることを、SPring-8を用いた放射光実験で直接観測しました。この実験で得られたX線磁気分光スペクトルを解析することで、電界によるPt内部の電子状態と磁性の変調の関係性を明らかにし、Ptにおける電界効果のミクロなメカニズムを解明しました。今回解明された電界効果の微視的メカニズムは他の磁性金属にも適用可能であるため、新規スピントロニクス材料の開発や将来の超低消費電力磁気メモリへの応用にもつながる成果です。

この成果は2018年4月3日に、米国科学誌Physical Review Lettersにオンライン公開予定です。

※以下は添付リリースを参照

リリース本文中の「関連資料」は、こちらのURLからご覧ください。

添付リリース

http://release.nikkei.co.jp/attach_file/0475643_01.pdf

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