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東邦大、表皮細胞の環境変化が重篤な皮膚炎を引き起こすことを発見

発表日:2018年3月27日

表皮細胞の環境変化が

重篤な皮膚炎を引き起こすことを発見

~乾癬・アトピー性皮膚炎等の難治性皮膚疾患の新たな治療戦略への知見~

東邦大学医学部の中野裕康教授の研究グループは、表皮を構成する細胞の一つであるケラチノサイトそのものの機能異常がなくても、ケラチノサイトが存在する微小環境の変化がケラチノサイトの重篤な分化障害を誘導し、バリア機構破綻による皮膚疾患を引き起こすことを明らかにしました。

今回の発見は、乾癬やアトピー性皮膚炎などの難治性皮膚疾患の克服に向けた新たな治療戦略を考える上で、重要な知見を与えるものと考えられます。

この成果は3月26日付のJournal of Allergy and Clinical Immunologyのオンライン版に掲載されました。

◆発表者名:

中野 裕康(東邦大学医学部生化学講座 教授)

◆発表のポイント:

・表皮細胞の一つであるケラチノサイトの細胞死が亢進すると著明な表皮の分化障害が誘導され、その結果表皮のバリア障害が引き起こされて皮膚疾患に繋がることを明らかにしました。

・ケラチノサイト細胞死の亢進はTNFの効果を阻害するだけでは不十分であり、FasリガンドやTRAILの活性を阻害することも必要であることが示されました。

・ケラチノサイト細胞の分化障害の原因は、細胞死の亢進した表皮細胞自体にあるのではなく、細胞死の結果生じたIL-6やIL-17Aなどが存在する微小環境の影響によるものであることを明らかにしました。

※以下は添付リリースを参照

以上

リリース本文中の「関連資料」は、こちらのURLからご覧ください。

添付リリース

http://release.nikkei.co.jp/attach_file/0475545_01.pdf

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