2019年3月23日(土)

プレスリリース

ISIDと東大、ロボットとの共生社会に向けたIoAデバイス「TiCA」を共同開発

2018/3/19 11:25
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発表日:2018年3月19日

ISIDと東大暦本研、ロボットとの共生社会に向けたIoAデバイス「TiCA」を共同開発

~ロボットに「ちょっと通してください」と話しかけられたら、あなたはどうしますか?

品川港南エリアで、ZMPの宅配ロボットと組み合わせた社会実装の実験開始~

株式会社電通国際情報サービス(本社:東京都港区、代表取締役社長:釜井 節生、以下 ISID)のオープンイノベーションラボ(以下イノラボ)と東京大学暦本研究室(以下暦本研)は、人とロボットが共生する社会に向けて、IoA(Internet of Abilities)(※)を具現化する遠隔コミュニケーションデバイス「TiCA(チカ)」のプロトタイプを共同開発しました。

本デバイスを、株式会社ZMPが開発した宅配ロボット「CarriRo Delivery」と組み合わせ、オフィス街を自律走行する実証実験を、3月20日(火)・22日(木)・23日(金)の3日間、品川港南エリアにおいて実施します。

本実証実験には、株式会社ZMPと日本マイクロソフト株式会社が技術協力を行うほか、走行ルートとなる施設やビルを運営する新日鉄興和不動産株式会社、品川グランドコモンズおよび京王電鉄株式会社が協力します。

◇参考画像は添付の関連資料を参照

■背景とねらい■

近年ロボット技術の開発は急速に進展しており、近い将来、ロボットが様々な場所で人間の活動をサポートする社会が到来するものと期待されています。多くのロボットは、自律走行や自動搬送、介護支援など、それぞれの目的に特化した機能開発がなされていますが、今後は、人との接点で起こりうる想定外の事象にも、スムーズに対処できる能力を備えることが必要になってくると想定されます。例えば、宅配ロボットを都市部で活用する場合、「狭い道を人が塞いでいて通れない」「エレベータのボタンを押して乗ることができない」といった事象が、本来の機能である走行や搬送を妨げるケースが数多く発生すると考えられます。

イノラボと暦本研は、IoAの概念に基づき、ネットワークを介して人とロボットが互いの能力を補完しあうことで、こうした課題を解決しうるものと考え、その技術研究と社会実装を共同で進めてきました。今回開発したTiCAは、表面全体にLEDが配置された球体状の遠隔コミュニケーションデバイスです。遠隔にいる人の視線に応じて光る位置や光り方が変わる技術(特許出願中)により、その場にいる人と遠隔にいる人が、眼を合わせているように自然なコミュニケーションを図ることを可能とします。本実証実験では、オフィス街を自律走行する宅配ロボットとの組み合わせにより、その有効性を検証するとともに、周囲の人の反応や行動に関するデータを収集します。

■実証実験の概要とポイント■

本実証実験では、品川港南エリアの複数の複合施設やビルにまたがる約350mのルートを、TiCAを装備したCarriRo Deliveryが自律走行し、商品(カップコーヒー)を目的地まで届けます。想定外の事象により走行困難となった際は、TiCAを用いて遠隔から周囲とコミュニケーションをとり、トラブル回避を図ります。主な検証ポイントは次の2点です。

・検証ポイント[1] 自律走行時に想定外のトラブルが生じた際、周囲の人に働きかけてこれを回避できるか

次のような事象に対処する際、遠隔にいる人の視線や状態を、TiCAの光る位置や光り方の変化で伝えながら周囲に働きかけることで、スムーズなコミュニケーションが成立し、トラブルを回避できるかを検証します。

1) 走行中にすれ違う人から遠巻きに話しかけられる

 →「ただいまコーヒーの配達中です」とコミュニケーションをとりながら走行継続(全面が緑点灯:例)

2) 人が寄ってきて進路を塞ぎ、走行の妨げが発生

 →「すみませんが、そこを通してください」と話しかける。(全面が赤点滅:例)

3) 目的のオフィスに到着するが、セキュリティゲートを通ってエレベータに乗ることができない

 →近くの人に「ゲートを開けて、○階まで連れて行ってもらえますか」と依頼する。(相手側の面のみ青点滅:例)

・検証ポイント[2] ロボットの振る舞いを、人がどう受け止め、行動するか

予期せずロボットと遭遇・接触した際の人の反応は、驚き、好奇、拒絶など様々なものが考えられます。本実証実験では、検証ポイント[1]で述べた各事象において、ロボットと接触した人の行動観察、印象のヒアリング、画像解析技術による表情分析等を行い、その評価検証を実施します。

◇以下は添付リリースを参照

* 本リリースに記載された会社名・商品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。

リリース本文中の「関連資料」は、こちらのURLからご覧ください。

参考画像

http://release.nikkei.co.jp/attach_file/0474654_01.JPG

添付リリース

http://release.nikkei.co.jp/attach_file/0474654_02.pdf

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