2018年5月27日(日)

プレスリリース

産総研、くりかえし使える光硬化性接着剤を開発

2018/2/13 18:05
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発表日:2018年2月13日

くりかえし使える光硬化性接着剤

-リサイクル性向上や接着ミスを低減-

 

■ポイント

 ・繰り返し利用可能な、新しい接着剤を開発

 ・可視光で硬化して接着、150 ℃以上の加温で液化して脱着が可能

 ・やり直しが利く接着プロセスや、接着した後での材料リサイクルへの応用に期待

■概要

 国立研究開発法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)機能化学研究部門【研究部門長 北本 大】スマート材料グループ 秋山 陽久 主任研究員は、接着と脱着を制御でき、繰り返し使える光硬化性接着剤を開発した。

 この接着剤は、枝分れした構造の糖アルコールと、光に応答してお互いに結合する複数のアントラセンを組み合わせた透明な液状物質を用いており、光照射による硬化と加熱による液化を繰り返す。この接着剤の利用で、接着のやり直しや接着後の材料の再利用などが可能になり、新しい複合材料プロセスの実現が期待される。

 なお、この技術の詳細は、2018年2月14~16日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催されるnano tech 2018 第17回 国際ナノテクノロジー総合展・技術会議で発表される。

 ※参考画像は添付の関連資料を参照

■開発の社会的背景

 接着技術は、日常生活のみならず、情報機器や家電、輸送機器など多くの製品の製造工程で広範囲に利用されている。接着剤による接合には、製造プロセス上簡便という利点のみならず、樹脂や金属、ガラスなど多様な材質・形状の部材の異種接合が可能であるという利点もある。

 接着剤にはさまざまな種類が知られているが、特に光硬化性接着剤は、室温で塗布でき、すぐに硬化が可能であるという優れた特長により、エレクトロニクス分野での製造工程や、歯科用接着などで広く利用されている。しかし、これまでの光硬化性接着剤のほとんどは、元の液体状態には戻らない不可逆な硬化過程を利用したものであったため、易解体性、再作業性がなく、いったん接着した箇所の修復による歩留まり向上やリサイクルの観点から課題があった。

 省資源化社会の実現には、製品のリサイクル性を向上させることは必須である。実際に国内では、平成13年に各種リサイクル法が施行され、家電や自動車といった製品では、リサイクルの義務化が図られている社会的背景があり、繰り返し脱着できる接着技術の開発が望まれている。

 ※以下は添付リリースを参照

 

 

リリース本文中の「関連資料」は、こちらのURLからご覧ください。

参考画像

http://release.nikkei.co.jp/attach_file/0471354_01.JPG

添付リリース

http://release.nikkei.co.jp/attach_file/0471354_02.pdf

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