2018年1月21日(日)

プレスリリース

極地研と九大など、“八王子隕石”とされる隕石を詳細に分析

2017/12/28 14:05
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発表日:2017年12月28日

“八王子隕石”とされる隕石を初めて詳細に分析

 

 ・八王子隕石とされる隕石の小片(約0.1g、図1)を初めて詳細に分析した。

 ・小片は1950年代に古典籍の中から見つかったもので、状況から八王子隕石と考えられているが、曽根隕石である可能性も否定できなかった。分析により曽根隕石との違いが見つかった場合には、この小片が八王子隕石である可能性が高まるとされていた。

 ・分析の結果、小片は「H5普通コンドライト」という種類の隕石であることが分かった。また、曽根隕石との違いは見いだされなかった。

<研究の背景>

 今からちょうど200年前の1817年12月29日(旧暦では文化14年11月22日)、現在の八王子市中心部に多数の隕石が落下しました。この「八王子隕石」については当時の日記などの史料に多くの記録が残されており、約10kmの範囲に、長さ1m程度のものを含む多くの破片が落下した隕石雨(いんせきう)(隕石シャワーとも言う)だったことが分かっています。落ちた隕石の一部は江戸幕府勘定奉行所に届けられ、天文方てんもんかたによって調べられましたが、現在までにそれらはすべて散逸し、失われてしまいました。

 1950年代になり、京都の土御門家(つちみかどけ)の古典籍の中から、約0.1gの隕石小片が発見されました。「隕石之事」と書かれた紙包みの中に、八王子隕石について書かれた紙に挟まれて入っていたことから、八王子隕石の一つであると考えられました。しかし、同じ包みの中に曽根隕石(1866年6月7日、現在の京都府京丹波町に落下した約17kgの隕石。京都府が所蔵し、国立科学博物館に寄託・展示中)について書かれた紙も入っており、曽根隕石の一部である可能性も否定できませんでした。

 この小片が八王子隕石かどうかを確かめるにはどうすればよいでしょうか?もし、ほかに八王子隕石があれば、この小片と比較することで確認ができますが、残念なことに八王子隕石と断定できる隕石は今のところありません。そこで、小片と曽根隕石とを詳細に分析し両者に違いが見つかれば、八王子隕石である可能性が高くなります。しかし、これまでの技術では、微量な隕石小片を分析することが困難でした。

 ※図1は添付の関連資料を参照

 ※以下は添付リリースを参照

 

 

リリース本文中の「関連資料」は、こちらのURLからご覧ください。

図1

http://release.nikkei.co.jp/attach_file/0467243_01.JPG

添付リリース

http://release.nikkei.co.jp/attach_file/0467243_02.pdf

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