2019年7月23日(火)

プレスリリース

JST・パイクリスタル・オルガノサーキット、高性能有機半導体でLEDディスプレーのアクティブ駆動に成功

2017/12/8 11:55
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発表日:2017年12月8日

高性能有機半導体でLEDディスプレイのアクティブ駆動に成功

~垂れ幕にも動画、デジタルサイネージの新時代へ~

■ポイント

○イベント会場やパブリックスペースなど大型・軽量・低コストのサイネージ媒体がなく、新しい技術が望まれていました。

○高性能の印刷できる有機半導体を用いて、はじめてLEDディスプレイの低消費電力アクティブ駆動に成功、樹脂シート上に動画表示が可能となりました。

○垂れ幕にも動画が表示できるなど、全く新しい表示媒体により、デジタルサイネージの未来を変えます。

JST戦略的イノベーション創出推進プログラム(S-イノベ)(注1))の一環として、パイクリスタル株式会社の竹谷 純一 取締役らは、LEDディスプレイを駆動する有機半導体(注2))アクティブマトリクス(注3))の開発に成功し、株式会社オルガノサーキットと共同して、実際にLEDディスプレイを駆動できることを実証しました。

イベント会場や公共交通機関などにおける、大面積で垂れ幕状の動画表示デバイスの開発が望まれていましたが、従来のLEDディスプレイデバイスは重さやコスト、消費電力の問題が大きく普及が限定的でした。一方でフレキシブル・低コストの印刷プロセス(注4))の適用が可能な有機半導体のサイネージへの応用が期待されていますが、従来の有機半導体は電流密度の性能が十分でない、ディスプレイ用として最小寸法であるμm精度のトランジスタ(注5))の大面積塗布による回路の一括形成は高価な設備が必要な上に低歩留まりによって高コストになる、などの課題がありました。

本研究グループは、塗布溶液プロセスによる有機半導体材料による高移動度トランジスタアレイ(注6))の一括形成を最小面積にして歩留まりを良くする印刷プロセスと、このトランジスタアレイを樹脂シート状ディスプレイ基板の各画素に貼り合わせるラミネーション実装法を新たに開発することにより、安価な回路製造プロセスを確立しました。

開発した50cm角フレキシブルディスプレイを複数並べることにより、大型の垂れ幕への動画表示によってイベント開催や大型広告のインパクトを拡大するなど、デジタルサイネージの新時代を拓くことが期待されます。

本成果について、第24回ディスプレイ国際ワークショップ(IDW'17)(平成29年12月6日~8日、仙台国際センター)にて、発表とデモ展示を行います。

本成果は、以下の事業・研究領域・研究課題によって得られました。

JST戦略的イノベーション創出推進プログラム(S-イノベ)

 研究領域:「有機材料を基礎とした新規エレクトロニクス技術の開発」

 研究課題名:「新しい高性能ポリマー半導体材料と印刷プロセスによるAM-TFTを基盤とするフレキシブルディスプレイの開発」

 研究代表者/開発リーダー:竹谷 純一(パイクリスタル株式会社 最高技術責任者)

 研究リーダー:瀧宮 和男(理化学研究所 創発物性科学研究センター グループディレクター)

 研究期間:平成21年度~平成30年度

上記研究課題では、印刷技術(プリンタブルエレクトロニクス技術)に最も適合したポリマー半導体材料を高性能化し、かつこれを用いた大面積のフレキシブルディスプレイの開発を目指します。

(http://www.jst.go.jp/s-innova/research/h21theme02.html)

※リリース詳細は添付の関連資料を参照

リリース本文中の「関連資料」は、こちらのURLからご覧ください。

リリース詳細

http://release.nikkei.co.jp/attach_file/0465623_01.pdf

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