2017年12月17日(日)

プレスリリース

アストンマーティン、アストンマーティン・レーシングから「Vantage GTE」を発表

2017/11/22 11:40
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発表日:2017年11月22日

2018アストンマーティン・レーシングVantage GTE

 

 ・2018年の世界耐久選手権(WEC)へ参戦するため、新型Vantageロードカーをベースにアストンマーティン・レーシングが製作

 ・新型Vantageロードカーと平行して開発

 ・開発中のモデルは2回の30時間の連続走行テストを含めた13,000kmの走行試験をすでに完了

 ・ブレーキのアルコン、サスペンションのオーリンズ、タイヤのミシュランがテクニカルパートナーに

 ・英国のスター、アレックス・リンを始めとする経験豊かなAMRドライバーが開発に参加

 ※参考画像は添付の関連資料を参照

 2017年11月21日、ロンドン:

 アストンマーティンは本日、ブランド史上最高の販売台数を記録したモデルの後継車、新型Vantageを初公開しました。さらに本日、アストンマーティン・レーシング(AMR)から、新しいレースモデルとなるVantage GTEも発表しました。これは、AMRのチーム史上最も華々しい成功を収めたモデルとして、ル・マン24時間でも複数のクラス優勝を遂げたV8 Vantage GTEに代わり、今後FIA世界耐久選手権(WEC)を戦うことになるクルマです。

 FIAにより厳密に規定されたGTEクラスのレギュレーションに従って設計された新しいVantage GTEは、パワートレイン、シャシー、エアロダイナミクスを徹底して最適化することで、ロードカーである新型Vantageのデザインと運動性能を、かつてない高いレベルにまで昇華させました。英国バンバリーにあるアストンマーティン・レーシングの本拠地で進められている開発プロジェクトのリーダーには、従来のV8 Vantage GTEの設計と開発を主導したテクニカル・ディレクターのダン・セイヤーズが任命されています。チームとしてこれまで記録した国際レースでの合計50回の勝利のうち、36回がV8 Vantage GTEによるものであり、そのなかにはル・マン24時間レースでのクラス優勝も含まれています。

 新型Vantageはまだ発表されたばかりですが、新しいVantage GTEの開発はすでに大きく進展しています。これまでに13,000kmの走行テストが完了し、そのなかにはスペイン・ナヴァーラのサーキットでの30時間連続走行も含まれています。Vantage GTEのテスト車両はまた、路面状況が厳しいことで定評のある米国フロリダ州のセブリング・サーキットでも、過酷な耐久試験に供されています。テスト・プログラムには、アストンマーティン・レーシングに現在所属するプロドライバー全員が参加しています。

 このような走行試験を通じて、新しいVantage GTEの卓越した信頼性が、ごく短期間のうちに立証されることになりました。同時に複数のドライバーから、新しいVantage GTEは従来のV8 Vantage GTEよりも限界域でのコントロール性が優れているという報告もなされています。プロに交じってトップレベルのアマチュアドライバーも多数参戦するGTE Amクラスにおいては、こうした特性は大きな強みとなるでしょう。Vantage GTEに搭載するためにアストンマーティン・レーシングによって改良されたメルセデス-AMG製ターボチャージャー付き4.0リッターV8エンジンは、アストンマーティン・レーシングのエンジニアとワークスチームのドライバーが協力して集中的な作業を行い、ドライバビリティとパフォーマンスの最適化に取り組みました。

 アストンマーティン・レーシングは今回の開発を通じて、新しいテクニカルパートナーと協力関係を結んでいます。ブレーキシステムについてはアルコンが、サスペンションに関してはオーリンズが、専用タイヤの開発に関してはミシュランがそれぞれパートナーとなって、Vantage GTEがその持てるパフォーマンスを最大限発揮できるようノウハウを出し合いました。同時に、チーフ・クリエイティブ・オフィサーのマレク・ライヒマン率いるアストンマーティン社内のデザインチームも、ロードカー仕様のVantageのスタイリング開発を通じて蓄積した知識を総動員して、WECバージョン製作のために尽力しています。その結果、すでにアグレッシブだったロードカーのデザインから、さらにエクストリームでエキサイティングなエボリューション仕様が生み出されることになりました。これは、「ピュアな形状と機能の融合」というアストンマーティンのデザイン理念を新たに具現化した例といってもいいでしょう。

 新型車の開発において、アストンマーティン・レーシングには、経験豊富で実績もあるドライバーが多数控えています。今年のル・マン24時間レースで、GTE Proクラスの優勝ドライバーになったダレン・ターナーとジョニー・アダム。2016年シーズンのFIA WEC GTE Proクラス・ワールドチャンピオンであるオランダ人デュオのニッキ・ティームとマルコ・ソレンセン。さらに、以前のGT2レースで勝利を上げ、現在はフォーミュラEで活躍しているアレックス・リンもチームに迎え入れています。今後、さらに追加のドライバーが発表されることになります。

 アストンマーティン・レーシングは、2018/19年シーズンを通してチームをサポートすることになる、一連のパートナーも発表しています。

 紳士服メーカーのハケット・ロンドンは、アストンマーティン・レーシングの長期公式アパレル・パートナーとして、各レース・ウィークエンドにおける全てのテクニカル・ウェアを提供すると共に、世界各地の公式ストアで、アストンマーティン・レーシングのアパレル・ラインナップを展開します。同様に、免疫システムを改善する天然パパイヤ食品のサプリメントを販売しているImmun’Ageは、アストンマーティンとのパートナー関係を今後も継続します。

 高品質なエンジンオイルで知られるTOTALは、今後も公式ルブリカント(潤滑油)パートナーになることが決定しています。2016年の初めチームに加わったTOTALは、アストンマーティン・レーシングとともに、世界耐久選手権でチャンピオンに輝き、ル・マン24時間レースではクラス優勝を果たして、良好なパートナーシップを強調してきました。

 アストンマーティン・レーシングは、さらに新しいパートナー企業も発表しています。世界有数のホテル・ブランド、ウォルドーフアストリア(Waldorf Astoria)がチームの公式ホテル・パートナーとなり、オーディオ・スペシャリストのビーツ(Beats)が公式オーディオ・パートナーになります。

 アストンマーティン・レーシングのテクニカル・ディレクターを務めるダン・セイヤーズは、2018年仕様のVantage GTEについて、次のように語っています。「新しいレースカーの設計・開発は非常に順調に進んでいます。アストンマーティンのゲイドン本社と緊密な協力関係を保ちつつ、ロードカーとレースカーの開発を事実上並行して進めることができました。私たちは、プロセスのあらゆる段階でディテールを煮詰めることを重視して、クルマの各エリアを大きく改善することができました。テストカーを製作する最後の瞬間まで設計を最適化することに専念した結果、現在行われているテスト・スケジュールで非常に良好な成果が得られています。これは、私のこれまでのキャリアの中で、もっとも集中して作業に没頭し、もっともやりがいのあるプロジェクトの一つとなりました。」

 アストンマーティン・レーシング・マネージング・ディレクターのジョン・ガウは、次のようにコメントしています。「アストンマーティン・レーシングにとって新たな幕開けとなるこのプロジェクトに参加することができて、大変光栄です。2018/19年シーズンは、ル・マンへ2回遠征し、セブリングでもレースが開催されるというスケジュールが予定されていますが、ますます競争が激化しているGTEクラスで戦うことを楽しみにしています。アストンマーティンのデザインおよびエンジニアリング・チームと非常に緊密に開発作業を行ったことは、ロードカーとレースカーに同じDNAを組み込むという意味で、非常に重要なことでした。来年、Vantage GTEは、世界中でアストンマーティン・レーシングにさらなる成功をもたらすことになると確信しています。」

 アストンマーティン・レーシング社長のデイビッド・キングは、次のように述べています。「モータースポーツは、アストンマーティンの基本的なDNAであり、私たちは、これまで以上に力強くFIA世界耐久選手権に取り組んでいます。現在は、GTレーシングの黄金期であり、今日発表されたVantage GTEは、今後も世界でもっとも有名な耐久レース・シリーズの最前線で活躍することになるでしょう。先代モデルのV8 Vantage GTEと共に、私たちは驚異的な成功を収めてきました。これは、私にとって素晴らしい思い出となるものですが、ベルギーのスパで開催される来年の初戦では、ニューマシンで大活躍をして、モータースポーツの歴史に新たなページを書き加えたいと思っています。」

■添付1

◆アストンマーティン 2018 Vantage GTE 技術仕様

 ●エンジン

  ・電動ウェイストゲートを内蔵したボルグワーナー製専用ターボチャージャー

  ・アクラポビッチ製インコネル合金エキゾースト・システム

  ・ドライサンプ潤滑システム

  ・重量配分を最適化するよう搭載位置が考慮されたエンジン

  ・最高出力400kW以上*

  ・最大トルク700Nm以上*

  ・ターボチャージャーのブースト圧により値は上下

 ●ドライブライン/トランスミッション

  ・トラクションコントロール付き後輪駆動

  ・Xトラック6速シーケーシャル・トランスミッション

  ・アルコム製レース用多板クラッチ

  ・外部からプリロードを調整可能な機械式リミテッド・スリップ・ディファレンシャル

  ・シフトパドル操作のセミオートマチック・ギヤチェンジ機構

  ・直接駆動式電動ギヤシフト・アクチュエーター

  ・カーボンファイバー製プロペラシャフト

 ●シャシー

  ・最新の生産型Vantageをベースにした軽量アルミニウム製シャシー

  ・FIA安全基準に対応したスチール製ロールケージ

  ・空気圧を用いた高速ジャッキ・システム

 ●サスペンション

  ・ジオメトリーを最適化した前後ダブルウィッシュボーン式サスペンション

  ・オーリンズ製5ウェイ・アジャスタブル・ダンパー

  ・アジャスタブル・アンチロールバー

 ●ステアリング

  ・電動油圧式パワーステアリング

  ・クイックリリース式のカーボンファイバー製ステアリングホイール

 ●燃料供給システム

  ・FIAの安全基準に適合した容量100リットルの燃料セル

  ・シングルポイント式フューエルカップリング

 ●ブレーキ

  ・アルコン製モノブロック6ピストン・フロントキャリパー

  ・アルコン製フロント大径ベンチレーティド・ブレーキディスク

  ・アルコン製モノブロック4ピストン・フロントキャリパー

  ・アルコン製リア・ベンチレーディド・ブレーキディスク

  ・前後キャリパーに内蔵された温度&パッド摩耗センサー

  ・フロアに搭載されたドライバー・アジャスタブル・ペダルボックス

  ・ドライバー・アジャスタブル・フロント/リア・ブレーキバイアス

 ●コクピット

  ・ドライバー中心に扱い易さと視認性を最適化した操作系

  ・RaceTech FIA 8862基準に適合した安全シート

  ・シュロス製6点式シートベルト・ハーネス

  ・Lifeline FIA 8865基準に適合した消火システム

  ・コスワース製ドライバー・ディスプレイおよびシフトライト

  ・ボッシュ製衝突回避レーダーシステムを搭載したリアビューカメラ

  ・エアコンディショニング

  ・電気駆動式のドライバー・ドリンク・システム

 ●エアロダイナミクス/ボディワーク

  ・FIA LMGTE規定に適合した取り外し可能なカーボンファイバー製ボディパネル

  ・規定に下げってハッチへの安全なアクセスを確保したカーボンファイバー製ルーフ

  ・全面をフラットな設計にしたフロア

  ・カーボンファイバー製スプリッターとディフューザー

  ・カーボンファイバー製アジャスタブル・リアウイング

 ●ホイール

  ・TWS鍛造マグネシウム製 12.5×18インチ・フロントホイール

  ・TWS鍛造マグネシウム製 13.0×18インチ・リアホイール

  ・キャプティブ・ホイールナット・デザイン

 ●タイヤ

  ・フロント:ミシュラン製 30/68-18

  ・リア:ミシュラン製 31/71-18

 ●重量

  ・空車時 1,245kg(レギュレーションで定められた最低重量)

 詳しい情報は、ウェブサイト( http://www.astonmartin.com/ )から入手可能です。

 

 

リリース本文中の「関連資料」は、こちらのURLからご覧ください。

参考画像(1)

http://release.nikkei.co.jp/attach_file/0464049_01.jpg

参考画像(2)

http://release.nikkei.co.jp/attach_file/0464049_02.jpg

参考画像(3)

http://release.nikkei.co.jp/attach_file/0464049_03.jpg

参考画像(4)

http://release.nikkei.co.jp/attach_file/0464049_04.jpg

参考画像(5)

http://release.nikkei.co.jp/attach_file/0464049_05.jpg

参考画像(6)

http://release.nikkei.co.jp/attach_file/0464049_06.jpg

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