松井製作所とNTTドコモなど、東南アジアでのプラスチック成形業界向けIoTの実証実験を開始
発表日:2017年11月15日
東南アジアでのプラスチック成形業界向けIoTの実証実験を本日より開始
株式会社松井製作所(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:松井宏信、以下、松井製作所)、株式会社NTTドコモ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:吉澤和弘、以下、ドコモ)とNTT DOCOMO ASIA Pte.Ltd.(拠点:シンガポール、President&CEO:斉藤直哉、以下、ドコモアジア)は、プラスチック成形業界の生産効率化に向け、日系自動車、電気機器業界が高い市場シェアを有し、成長拡大が続く東南アジア市場で、金型温度調節機の機器に設置された各種センサーから取得したデータをドコモアジアが開発したIoTソリューションプラットフォーム(※1)で「見える化」する実証実験を開始します。
本取り組みは、今回の実証実験用に開発した金型温度調節機(通信機能付き)を利用してインドネシアのプラスチック成形工場で実施します。
プラスチック成形周辺機器において高い市場シェアを有する松井製作所の金型温度調節機に取り付けられた各種センサー(温度、流量)から、モバイルネットワークを通じてリアルタイムにデータを収集し「見える化」することで、製造現場の状況を把握します。さらにそれらのデータ分析を実施することで、一時的なトラブルによる設備停止時間の削減や不良品の発生防止、製造現場の業務改善につなげます。本実験でこれらの精度や課題などを分析し、サービス実用化に向けて取り組みます。この取り組みは前例がなく、実現すれば世界初(※2)の事例になります。将来的にはこれらのデータを、Machine Learningや人工知能(AI)を活用することでプラスチック成形業界のさらなる生産効率化に貢献していきます。
※1 パブリッククラウド上にIoT専用のソフトウェアと、あらゆるネットワーク(モバイルネットワーク、LPWA等)、センサーをセキュアにつなぐ基盤。
※2 松井製作所調べ。
*別紙は添付の関連資料を参照
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別紙