2017年11月18日(土)

プレスリリース

日清紡HD、固体高分子形燃料電池の電極に用いるカーボンアロイ触媒を実用化

2017/9/13 17:20
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発表日:2017年9月13日

固体高分子形燃料電池の電極に用いるカーボンアロイ触媒の実用化に関するお知らせ

 

 このたび日清紡ホールディングス株式会社が開発を進める白金代替触媒「カーボンアロイ触媒」(※1)が、Ballard Power Systems Inc.(※2)(以下、Ballard社)の燃料電池スタックに採用されましたのでお知らせいたします。固体高分子形燃料電池の電極に「非白金触媒」が実用化されるのは、世界初となります。

 「カーボンアロイ触媒」を使用したBallard社の燃料電池スタックは、2017年12月に販売を開始する予定です。

 固体高分子形燃料電池の電極触媒には、高価で有限な資源である白金が使用されています。発電時に二酸化炭素を排出しない固体高分子形燃料電池が、クリーンエネルギーソースとして今後さらに普及拡大していくためには、白金に代わる触媒の開発が大きな課題のひとつとなっています。

 「カーボンアロイ触媒」は、希少資源である白金を一切使用せず、工業生産で安定供給が可能なカーボンを主原料にしています。当社のカーボンアロイ触媒を空気極に用いることで、Ballard社の燃料電池スタックに使用する白金の使用量を約80%削減(※3)できました。

 当社は、2013年から「カーボンアロイ触媒」の固体高分子形燃料電池への適用にむけてBallard社と共同開発を進めてまいりました。今回、ポータブル型燃料電池の使用環境において白金触媒と同等の発電性能に加え、高い耐久性が得られたことで、Ballard社の燃料電池スタックに採用されることとなりました。

 固体高分子形燃料電池は家庭用や定置用として普及し、すでに自動車分野でも実用化されています。さらに産業機械・建設機械などの分野でも実用化が進んでいます。これに伴い、基幹部品である電極触媒も2030年には1,000億円超の市場規模になることが予想されています。この「カーボンアロイ触媒」は燃料電池の普及を加速させ、その市場をさらに拡大させる可能性を秘めた技術であると確信しています。

 日清紡グループでは、ポータブル型燃料電池での実績を積むと共に、より大きな市場にむけて「カーボンアロイ触媒」の用途開発を進め、固体高分子形燃料電池の普及拡大で水素社会の実現に貢献してまいります。

以上

 ※リリース詳細は添付の関連資料を参照

 

 

リリース本文中の「関連資料」は、こちらのURLからご覧ください。

リリース詳細

http://release.nikkei.co.jp/attach_file/0457097_01.pdf

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