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東大、光刺激を与えるたびにナマコのように繰り返しドロドロになる高分子を合成

発表日:2017年9月11日

光刺激を与えるたびにナマコのように繰り返しドロドロになる高分子をはじめて合成

-次世代光加工・光接着技術に向けた新素材-

1.発表者:本多 智(東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻 助教)

豊田太郎(東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻 准教授)

2.発表のポイント

◆光刺激に応答して流動・非流動状態を制御可能な高分子物質を開発しました。

◆高分子形状を繰り返し組換えることで溶媒成分を使用することなく材料の流動・非流動状態を制御することに成功しました。

◆光をあてた部分のみを思い通りに再造形・変形させられる素材への応用が期待されます。

3.発表概要

東京大学大学院総合文化研究科の本多智助教らは、溶媒成分を使用することなく、温度変化によらずに、光刺激のみによって流動・非流動状態を切り換えられる高分子材料の開発に成功しました。

光刺激によって流動・非流動状態を制御可能な物質は、次世代の光造形技術や光接着技術を担う物質として期待されています。従来の物質は、光応答性低分子物質の融解・結晶化を利用するものや、ゲルのように溶媒を必要とするものがほとんどでした。ごく最近、側鎖に光応答性部位を持つ高分子に光刺激を与えるとガラス転移温度(注1)が変化し、それに伴って流動・非流動状態を制御できることが報告されました。このように高分子には側鎖を設計することで材料を機能化出来る利点があります。ところが、この物質は流動・非流動状態の制御のために側鎖を利用してしまっているため、側鎖の改変による更なる機能化が困難でした。

本研究グループは、高分子形状を繰り返し組換えるという新たな戦略によって、これらの問題を克服することに成功しました。本研究のコンセプトによれば、高分子側鎖を改変することで親水性、撥水・發油性などの様々な機能を持たせることも可能となります。また将来的には、光刺激によって好きな時に好きな部分のみを繰り返し変形できる新素材への応用が期待できます。

本研究は、英国Nature Communications誌(英国夏時間9月11日)に掲載されます。

※リリース詳細は添付の関連資料を参照

リリース本文中の「関連資料」は、こちらのURLからご覧ください。

リリース詳細

http://release.nikkei.co.jp/attach_file/0456760_01.pdf

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