2018年12月14日(金)

プレスリリース

NTTデータ経営研究所など、手書きや紙の持つユニークな価値について心理科学・脳科学的アプローチで検証

2017/7/4 16:00
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発表日:2017年7月4日

手書きや紙の持つユニークな価値について

心理科学・脳科学的アプローチで検証

~応用脳科学コンソーシアム「アナログ価値研究会」~

株式会社NTTデータ経営研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:川島 祐治)は、千葉工業大学知能メディア工学科山崎研究室(千葉県習志野市、山崎 和彦 教授)、東京大学大学院総合文化研究科酒井研究室(東京都目黒区、酒井 邦嘉 教授)、王子製紙株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:青山 秀彦)、ゼブラ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:石川 真一)、DIC株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役 社長執行役員:中西 義之)、株式会社日本能率協会マネジメントセンター(本社:東京都中央区、代表取締役社長:長谷川 隆)(以下株式会社略)と共同で、応用脳科学コンソーシアム(※1)内に「アナログ価値研究会(以下、本研究会)」を、2015年に組成しました。

本研究会では、手帳・書籍・紙媒体・筆記具等の「アナログ」製品に関するユニークではあるが、デジタル化が進む時代において見落とされがちな「アナログ価値」を科学的に示し、その価値を再認識するとともにアナログとデジタルを融合した製品やサービスの開発につなげることを目的としています。

これまで実施した実験で「手書き」によるコミュニケーションは、「タイプされた文字」と比較して読み手に対して「思いが込められている」というポジティブな印象を与えうることがわかりました。手書きでも速記の場合は、そのような効果が弱くなることから、「手書き」文字が「心が込められている」と判断されるのには、書き手が「運動のコスト(時間)」をかけて文字を書く必要があることも示唆されました。一方で、タイピングによる活字でのコミュニケーションは、短時間で入力でき、かつ「読みやすく丁寧である」という印象を与えることがわかりました。

本研究会では他にも、様々なバックグラウンドの参加者による「デザイン思考」ワークショップを通して出されたアイディアの中から、スケジュールの記憶と構造的理解のしやすさを「紙(と手書き)の価値」として着目し、紙の手帳とスマートフォンの手帳アプリを用いて、スケジュール記憶課題等の実験を行い、両群でタスクのパフォーマンスに違いが生じるかなどの検証も進める予定です。

今後、上記の活動に賛同いただける民間企業の参画を募ると共に、更なるデジタル・アナログの価値に関する検証を進め、結果を学術界・社会へ情報発信していく予定です。

【背景・活動の経緯】

スマートフォン等のデジタルデバイスの急速な普及に伴い、新聞、雑誌などの媒体や書籍の電子化が進み、ダイアリー、メモ帳などの機能が電子化されアプリケーションとして搭載されるようになってきています。

それらのデジタルデバイスの便利さの一方で、「手で書いてコミュニケーションする」、「紙で本を読んで学習する」、「手帳で予定を管理して目的を達成する」などのアナログ製品を用いた行動には、デジタル製品を用いる場合と比較して、記憶が定着しやすいなどの認知的側面での利点があることを示唆する研究が世界的に報告されています(※2)。「アナログ価値研究会」は、デジタルとアナログの双方のユニークな価値を見極め、それぞれの良さを享受することでより豊かな生活を人々に送ってもらうことを目的として組成されました。

*参考画像は添付の関連資料を参照

*リリース詳細は添付の関連資料を参照

リリース本文中の「関連資料」は、こちらのURLからご覧ください。

参考画像

http://release.nikkei.co.jp/attach_file/0450177_01.JPG

リリース詳細

http://release.nikkei.co.jp/attach_file/0450177_02.pdf

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